作りおきレシピや常備菜のアレンジ方法など、毎日のごはんに役立つアイデアを、クックパッドでも人気の料理研究家・鈴木美鈴さんが教えてくれます。素材の味を大切にした心と身体にやさしい作りおき常備菜で、日々の料理をラクして楽しみましょう。
梅雨真っ只中のこの時期は、スーパーへ行くのも大変。特に小さな子供を抱えての買い物はひと苦労ですよね。そんなときは家にあるストック野菜の出番です!
ストック野菜の代表といえば、「にんじん」「玉ねぎ」「じゃがいも」。今回はその3つの野菜を活用した作りおきレシピを紹介します。一度作れば数日は食べられるので、こまめに買い物ができない梅雨のシーズンは大助かりですよ。
まずは定番の煮物です。「お肉を使わないで、どうしたらコクが出るか考え、動物性のバターを使い、野菜だけでも満足のいくおかずに仕上げました」と鈴木美鈴さん。鶏だしで煮込むことで野菜だけでも旨味がアップするんですね!仕上げにバターを絡めることでコクも出て満足感もバッチリです。
冷蔵庫にウインナーがあれば洋風煮込みがおすすめ。「子供さんが好きなおかずに仕上げたくて、ウィンナーを使いカレー味にしました」(鈴木さん)。カレー粉とハチミツを組み合わせることで、子供でも食べやすいまろやかな辛さの一品に仕上がります。
続いては、「子供さんが好きな味のおかず!」と鈴木さんも太鼓判を押す、アレンジ自在の万能作りおきおかず。野菜を細かく刻んで炒め、ケチャップで味つけ。そのまま食べて美味しいのはもちろん、アレンジもしやすい「常備野菜おかずの素」です。
挽き肉と卵のストックがあれば、雨の日でも豪華で食べごたえ満点な一品が作れますよ。「ハンバーグを作るいつもの材料と『常備野菜おかずの素』で、見栄えのする卵入りのミートローフが簡単に作れますよ」(鈴木さん)。
「にんじん・玉ねぎ・じゃがいも」3つの野菜で、バリエーションのまったく違う作りおきおかずが出来上がります。今日は雨で買い物に行きたくない、家にある野菜を使いきりたい、という日にはぜひお試しを!(TEXT:妹尾香雪)
保存状況により、保存期間は異なりますので、なるべく早く食べきりましょう。
料理研究家。トータルフードコーディネーター。クックパッド公式レシピエール。作りおき・お弁当を得意とし、素材の味を大切に心と身体にやさしい家庭料理を考案、発信している。ウェブ・雑誌・企業へのレシピ掲載をはじめ、数々の料理コンテストにて受賞歴あり。著書に『盛るだけ つめるだけ 毎日かんたん 作りおき おかず』(オーバーラップ)。クックパッドにも絶賛投稿中♪>>>鈴木美鈴さんのキッチン