今日は1年を締めくくる最後の日・大晦日です。ゆく年を見送りつつ食べるもの、といえば、やっぱり年越しそば!でも、どうして年越しそばなの?他の食べものはどうなの?年越しそばの秘密から大晦日の習わしまでいろいろをご紹介しちゃいます!
いよいよ今日は1年の最後の日「大晦日(おおみそか)」。お正月の準備も落ち着き、家族でのんびりと1年を振り返る家庭も多いのではないでしょうか? さて、そんな大晦日のごはんといえば「年越しそば」。その由来はいろいろあります。
などなど。 いずれも、新しい年の幸運を願っているものばかりですね。そのためか、年越しそばは、年を越す前に食べきらないと翌年の金運に恵まれないというお話も。大晦日の夜は、食卓の準備も早々に済ませて、家族みんなで1年を振り返りつつ、長〜いそばを食べたいものですね。
さて、年越しそばには何をのせて食べていますか?天ぷら、鶏肉、鴨肉、豚肉など家庭によっていろいろな食べ方があると思いますが、忘れてはならないのが「ねぎ」。「ねぎ」は「ねぐ」という言葉に通じ、「祈る」「労う(ねぎらう)」という意味を持ちます。1年の労をねぎらって、新年を心安らかに迎えたいという祈りを込められたもの。つまり、「ねぎ」たっぷりが幸運のカギというわけ♪ クックパッドの年越しそばにも、ねぎたっぷりの料理がありましたよ!
ねぎには冷えた体をあたため、疲労を回復する効果があるといわれます。もしかしたら、そんなところも「ねぎたっぷり」の由来なのかも。「年越しそば」にたっぷりのねぎ。体が温まりそうですよね。
除夜の鐘の音が聞こえてくるともうすぐ新年。
大晦日の夜、寝ずに年神様(初日の出)を迎えることを「年ごもり」といいます。もし寝てしまうと、「早く老ける」「シワや白髪が増える」という言い伝えが! でも大丈夫。どうしても眠いときは「寝る」と言わずに「稲積む」というと、寝ている間も五穀豊穣を願って働いていることになるそうです。いろいろないわれや習わしを持つ大晦日。心穏やかに過ごして気持ちよく新年を迎えたいものですね。よいお年を!(TEXT:田久晶子)