日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
作りおきレシピや常備菜のアレンジ方法など、毎日のごはんに役立つアイデアを、クックパッドでも人気の料理研究家・鈴木美鈴さんが教えてくれます。素材の味を大切にした心と身体にやさしい作りおき常備菜で、日々の料理をラクして楽しみましょう。
旬真っ盛りのなす。スーパーでも大きな袋に入って安く売っていますよね。ついついワンパターンになりがちななす料理ではありますが、なすはいろんな食材と相性がよく、副菜から主菜まで幅広く使えます。しかも味がしみこむことでおいしくなるおかずも多いので、作りおきにも向いているんです。そこで今回は、毎日おかずに取り入れても飽きないような、なすの活用法をご紹介しましょう!
なすといえば、やっぱり定番の煮浸し。夏ということで今回は「梅干し」をプラス。レシピ制作者の料理研究家・鈴木美鈴さんも、「梅干し入りなのでさっぱりとしていて、夏の暑い日や食欲のないときに特におすすめです」と太鼓判!
なすは火を通さなくても食べられるって知っていましたか?なすに塩をふってしんなりさせたら、調味料と和えるだけ。「うまみ成分の強いかつお節入りなので、調味料はわずかで済み、減塩にも繋がります」と鈴木さん。
なすと薬味をみじん切りにして、味噌ベースの調味料と混ぜ合わせます。鈴木さんによると、「茄子と味噌の組み合わせは最強。温かいご飯にはもちろん、お茶漬けやおにぎりにも使えます」とのこと。水気をしっかり絞らないと水っぽくなるので、一度手で絞り、さらにキッチンペーパーで絞るのがポイントです。
なすやピーマン、ちりめんじゃこなどを炒め合わせます。「アレンジがしやすいように、あえて薄味に仕上げています。パスタの具材や焼き飯に使う際は、最後に味をみて、醤油と砂糖で味の最終調整をしてみてください」と鈴木さん。
南蛮漬けといえば、食材を油で揚げて南蛮酢に浸す…と手間がかかるイメージがありますが、食材はフライパンで焼いて、南蛮酢もレンジで作るのでラクラク。鈴木さんによると「調理時間はわずか10分ほど」とのこと!なすに味をしみこみやすくするには、ピーラーで皮を剥くのがコツ。フライパンに酒を振り入れて蒸し焼きにすることで、鶏もも肉が冷めてもやわらかく、なすもとろとろになります。
ヘルシーな鶏むね肉と夏野菜たっぷりの炒め物。鶏むね肉は火を通すと固くなりがちですが、はじめにお酒と片栗粉を揉み込むと柔らかく仕上がります。「生姜が入っているので食欲増進効果があり、食欲の落ちている日にもおすすめです」と鈴木さん。
しっかりとした味付けの牛肉となすの甘辛炒め。鈴木さん曰く「ご飯2杯は食べられます」という1品。なすは油をたくさん吸うイメージがありますが、はじめに料理酒をふりかけることにより、しんなりして炒めやすくなり、油を注ぎ足す必要がなくカロリーダウンになるそう。辛いのが苦手な人は、豆板醤を抜いてもOK!
定番のドライカレーもひと工夫。「りんご入りなので、自然の甘みがプラスされ、とってもまろやかです」と鈴木さん。食パンにのせてトーストしたりとアレンジも効きます!
副菜から主菜まで、なすの作りおきをご紹介しました。味付けも調理法もさまざま。バリエーションが豊富で、毎日食卓に出しても飽きずに食べられそう。なすが旬の今こそ作ってみたいですね!(TEXT:妹尾香雪)
保存状況により、保存期間は異なりますので、なるべく早く食べきりましょう。
料理研究家。トータルフードコーディネーター。クックパッド公式レシピエール。作りおき・お弁当を得意とし、素材の味を大切に心と身体にやさしい家庭料理を考案、発信している。ウェブ・雑誌・企業へのレシピ掲載をはじめ、数々の料理コンテストにて受賞歴あり。著書に『盛るだけ つめるだけ 毎日かんたん 作りおき おかず』(オーバーラップ)。クックパッドにも絶賛投稿中♪>>>鈴木美鈴さんのキッチン
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