食欲の秋。おいしいものを食べ続けていて、健康診断のデータにドキッとすることはありませんか。特に「LDLコレステロール値を下げましょう」なんて医師から言われると、オロオロするばかりですね。コレステロールとは、血液中を流れている脂質の一種のこと。細胞膜やホルモンの材料になる大切な脂質ですが、多すぎると脂質異常症になるので注意が必要です。
特に“悪玉"とされるLDLコレステロール値を下げるには、脂質のとり方がポイントになります。バランスのいい食事をしながら、コレステロールを多く含む食品を控えること。「お魚定食」のように主菜を魚料理にして、副菜や汁物で食物繊維や抗酸化作用のある野菜を食べるのがおすすめです!
飽和脂肪酸が多い肉より、不飽和脂肪酸に富む魚を食べる回数を増やすのが◎。特にさんまのような青魚には、LDLコレステロールを下げるのに効果的なEPAやDHAが含まれています。
食物繊維をたっぷりとることで、余分なコレステロールの排出を促すことができます。たとえば切り干し大根には食物繊維がたっぷり。さっぱりしたサラダにするとかみごたえも出るので、おなかも大満足の一品になります。
1日350g以上になるように野菜を食べる量を増やしましょう。特に具だくさんの汁物にすれば、食べごたえも十分。さまざまな野菜をしっかり食べることができます。
ただし魚とはいっても、いくらやたらこのような「魚卵」にはコレステロールが多く含まれているので、とりすぎには注意が必要です。この秋は、ヘルシーなお魚定食で健康的なカラダづくりを目指してみませんか。 (TEXT:富田チヤコ)