10月も下旬に入り、朝晩はずいぶん冷えるようになりました。そんなときに食べたくなるのが「おでん」。ご家庭で作ったり、コンビニで買い求める機会も増えてきますよね。
おでんで定番の具といえば「ちくわ」。おでんに入っているのは「焼ちくわ」、サラダやおつまみに入っているのは「生ちくわ」と、ちくわにも2種類あることを知っている方は多いと思います。でも、その2つの違いって何なんでしょう?
生ちくわはいろんなところでよく使われてるけど、そういえば焼ちくわっておでん以外にあまり見ないような…と、気になった編集部は、焼ちくわ・生ちくわの販売を行う株式会社紀文食品に、焼ちくわについて聞いてみました!
「焼ちくわと生ちくわの違いですが、焼ちくわは太くて長めで、全体に『ぼたん模様』と呼ばれる焼き目がついているのが特徴です。生ちくわは焼ちくわに比べて細くて短めで、真ん中に焼き色がついています。
原材料は、どちらのちくわもスケトウダラ、イトヨリダイを共通で使用していますが、焼ちくわはアジやサメを加えて味が出るようにしています」
なるほど!原材料も焼ちくわと生ちくわでは異なっているんですね。おすすめのレシピは何でしょうか?
「焼ちくわは、ちくわ自体から良い味が出ることと味しみの良さが特長で、加熱調理に適しています。おすすめのレシピは、おなじみのおでんや磯辺揚げはもちろん、じゃがいもと煮物にしたり、なすとみそ炒めにしても美味しいですよ!」
焼ちくわからは良い味が出ると聞いた編集部は、それならと焼ちくわでダシを取って「塩おでん」を作ってみることに♪ あらかじめ取った“焼ちくわダシ”に練り物をいろいろ入れて、少しだけ塩を入れて完成。練り物からじんわり出た旨味も加わり、ほんのり甘い優しい味になりました。
カツオや昆布ダシを使わなくても十分おいしい! むしろ普通のダシで作ったおでんより、この「塩おでん」にハマってしまった編集部員も。簡単ですし、繰り返し作りたくなる美味しさです。
「焼ちくわダシ、手軽で良い!」ということで、もう一品、卵スープも作ってみました。焼ちくわを水から煮立て、4〜5分後に卵を入れただけですが、こちらも優し〜いお味。ちくわの甘さが少しと、卵の味がしっかり感じられます。二日酔いの朝などに飲みたい、ほっこりする味です。
焼ちくわで、旨味たっぷりの優しいダシが取れるとは驚きでした!おでん以外のバリエーションも広がりそう。みなさんもぜひ試してみて下さいね♪