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コラム

【刺し身じゃない⁉】丸ごといただく「カツオのタタキ」が絶品だった!

地域に伝わる郷土料理や特産品をつかった美味しいレシピを、自治体が運営するクックパッド公式キッチンがリレー形式でご紹介。第16回目は三重県南伊勢町の公式キッチンから。 日本各地の味わいをご家庭の食卓でぜひお試しあれ♪

<今回、絶品レシピをレクチャーしてくれた公式キッチンはこちら>

食材を「余すところなくいただく」食文化

豊かな海と山に囲まれ、温暖な気候に恵まれた三重県南伊勢町は、漁業や農業が盛んな町です。
魚は切り身ではなく、一本丸ごといただくことが多く、定番の刺身やあら炊きはもちろん、すき焼きの肉の代わりに魚の切り身を入れた「じふ」など、余すところ無くいただくことで、自然の恵みに感謝する食文化が根付いています。

今回は特産の魚介類から、「戻りカツオ」が旬を迎えた、カツオを使ったレシピを紹介します。

お酒のつまみ&ご飯のおともにも♪

カツオのタタキ、というとカツオの表面を炙った刺し身をイメージされる方も多いかもしれません。
南伊勢町では、身と血合いを一緒に包丁で叩いて作るカツオのタタキが食べられています。漁業が盛んなこの町で、魚を無駄なく食べるために考えられたレシピです。また、忙しい漁師さんにとっては手早く簡単に食べられることが重要で、漁師さんの生活の知恵が詰まった一品でもあります。

生姜や玉ねぎを入れるので、カツオの臭みが気になりません!また、具材を包丁でたたくだけなので、とても手軽に作れますよ。
地元の人はカツオが丸々一本手に入ったときによく作りますが、もちろんパックの切り身でも美味しくいただけます。

カツオバーグにしても美味!

栄養満点な一品ですので、大人だけではなく子どもたちにも「カツオバーグ」として、食べてもらいたいです。焼くと魚臭さも気にならず、子どももパクパク食べられます。
その他にも、ご飯にのせて「タタキ丼」や、お湯を注いで「お茶漬け」にしてもおいしいです。いろんなアレンジができますので、ぜひお好みの食べ方を見つけてくださいね。

お酒の肴にぴったりな一品です。ぜひ、南伊勢町の地酒で一杯やりながら楽しんでください。

取材協力

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