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コラム

冷やして食べても美味しい!具だくさん煮物「のっぺ」

地域に伝わる郷土料理や特産品をつかった美味しいレシピを、自治体が運営するクックパッド公式キッチンがリレー形式でご紹介。第19回目は新潟市の公式キッチンから。 日本各地の味わいをご家庭の食卓でぜひお試しあれ♪

<今回、絶品レシピをレクチャーしてくれた公式キッチンはこちら>

前回、菊を食べる食文化のある新潟として、食用菊「かきのもと」を使った「かきあえなます」をご紹介しました。 今回は、お正月の食卓に欠かせない「のっぺ」と「新潟の雑煮」をご紹介します。

新潟県の代表的郷土料理「のっぺ」

のっぺには必ず里芋が入り、そのほか人参・こんにゃく・かまぼこ・銀杏・鮭など様々な具が入ります。だしは、帆立の貝柱や干ししいたけでとり、砂糖・醤油・酒・塩などで煮込みます。最後に「とと豆」と呼ばれる、火を通したいくらを散らし、歯ざわりも楽しみます。
里芋によって自然なとろみがついていて、冬は温かいまま、夏は冷やして食べてもおいしいです。
のっぺが、新潟県の代表的郷土料理として有名になったのは、全県的に冠婚葬祭をはじめ人が集まるときの振る舞いにつくるためです。

お餅が見えないほど具沢山の新潟の雑煮

新潟の雑煮は、“煮餅”が主流ですが、餅が見えないほど具をたくさん入れます。また、鮭と「とと豆」が入ることが特徴です。「のっぺ」や「氷頭なます」、「はりはり漬け」と共に新潟のお正月の食卓にはなくてはならない定番料理です。

のっぺは年間を通して食べられる家庭料理ですが、特にお正月に食べるという家庭が多いと思います。かきあえなますや雑煮など新潟のお正月料理を一緒に食卓に並べ、ぜひ家族みんなで楽しんでいただきたいです。

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