日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
私たちが食べる食品のほとんどは、3大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質)でできています。 これらの栄養素が体の中で消化・吸収されてさらに細かくなることで、体を動かすエネルギーや熱として使われたり、血液や筋肉になって体をつくり変えています。 こうしたさまざまな変化が代謝です。3大栄養素の代謝がそれぞれスムーズに行われるためには、ビタミンやミネラルの働きも欠かせません。特に太りにくい体を目指したいと思ったときには、代謝を助けるビタミンが含まれている食品を意識してとり入れることが重要です。
3大栄養素の代謝を助ける栄養素として重要なのはビタミンB2です。また、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、たんぱく質の代謝をサポートするビタミンB6も大切です。
こうしたビタミンB群は水溶性ビタミンのため、水に溶ける性質があります。たとえばビタミンB群が入った野菜などをスープに加えれば汁ごと飲めるので、栄養も余すところなくとり入れることができます。ビタミンの特徴を考えながら献立を考えてみませんか。
さまざまなビタミンをとりたいと思ったときには、白米よりもビタミンB1やビタミンB6が含まれている玄米をチョイスしましょう。玄米やごぼうには食物繊維も含まれているので、おなかもスッキリ!
まぐろの赤身にはビタミンB6が、またアボカドにはビタミンB2が含まれています。レシピにはありませんが、アボカドの色止めのためにレモンを振るとビタミンCもとれます。
豆苗と卵に含まれているビタミンB2が手軽にとれるスープです。卵を落とすだけで、たんぱく質も手軽にとれるこうした野菜スープは、夜遅くなったときの夜食にもぴったりです。
私たちの体は、食べたものでできています。毎日の食事をなにげなくとるのではなく、たんぱく質がたっぷり含まれている肉や魚を食べたときには、それと同じくらい代謝に必要なビタミンやミネラルがとれているかをチェックしましょう。こうした習慣をつけることで、無理なく代謝を高めることができます。
フードライター&コピーライター、管理栄養士
雑誌やWEBなどで、「健康」「食」に関する取材記事やコラムなどを執筆。 わかりやすく、食の楽しさを伝えます。
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