今日11月11日は『チーズの日』です。なぜこの日に制定されたかというと、いまから約1300年前の700年10月(新暦の11月)、現在のチーズの元祖と言われている「蘇(そ、酥とも書く)」という食べ物が作られた記録が残っていることから。
「蘇」とは、牛の乳をとことん煮詰めて固めたもの。乳の成分が濃厚になることでほんのり甘い味わいになり、砂糖のなかった時代としてはかなり斬新な風味だったようで、当時「蘇」を食べることができた貴族や僧侶といった特権階級の人たちの間で大人気に。
その誕生からおよそ100年後の平安時代になると、蘇にハチミツをかけて食べる「蘇蜜(そみつ)」というスタイルが生まれ、よりスイーツっぽく進化!これが“日本最古のチーズケーキでは?”とも言われています。
さて、いまどきのチーズケーキはというと、ここ最近のふわふわパンケーキブームとも相まって、スフレタイプの人気が高いですよね。
スフレチーズケーキの魅力といえば、もちろん“軽くてふわふわの食感”ですが、もうひとつたまらなく食欲をそそるのが、ナイフやフォークで切り分けるときに出る「シュワシュワ~」っという音!この音を聞くと、食べる前から幸せな気分になるのは、筆者だけでないと思います。
そんな幸せ感が思う存分味わえるスフレチーズケーキ、意外とカンタンにおうちでも作れます。「お店みたいに膨らますのって、結構難しいんじゃない?」と思っている方、ぜひこんなレシピで試しあれ!
(TEXT:大河原裕美)