子どもたちに人気の学校給食レシピを、自治体が運営するクックパッド公式キッチンからご紹介。第10回目は宇都宮市の公式キッチンから。 誰もが経験した懐かしい給食の味わいや、新たな地域の給食の味発見レシピをご家庭の食卓にぜひ取り入れてみて♪
宇都宮市では、すべての小中学校と給食センターに栄養士を配置し、学校ごとに工夫を凝らした献立作りで、美味しさにこだわった給食を提供をしています。今まで、宇都宮の子どもたち、宇都宮っ子に人気の「餃子めし」や、子どもも食べやすい郷土料理「しもつかれ」などを紹介しました。
今回は、宇都宮といえばみんな大好き「餃子」のバリエーション豊かな給食レシピ「餃子風あんかけ丼」と「餃子風ドッグ」、「スィート餃子」をご紹介します。
地元の野菜を使って家庭でできる「生活習慣病予防メニュー」として、宇都宮大学と宇都宮市が共同開発したメニューを学校給食用にアレンジしました。包む手間が省けて餃子を作るより簡単なのに、しっかり餃子を感じられる一品です。酢の酸味、ごま油の風味で薄味でも満足できる味わいとなっています。
材料は大きめに切ること。炒り卵は最後に入れることで彩りよく仕上がります。とろみをつける時には、一度火を止めてからしっかり溶かした水溶き片栗粉を加え、混ぜながら再度加熱するとダマになりにくいです。食べるときにお好みでラー油をたらすと、大人の味になりますよ。
餃子風あんかけ丼だけでもお肉、卵、野菜、きのことバランスよくいろいろな食材が食べられますが、野菜を使ったスープやフルーツなども合わせるとさらにバランスの良い献立になると思います。
餃子が有名な宇都宮市で、もっともっと餃子を、地元を大好きになってもらおう!と田原中学校の栄養士が考案したアレンジメニューです。餃子の具を皮に包む代わりにパンにはさみ、大きくてインパクトのある主食になっています。
お好みで酢を入れると、味がしまって本格的な餃子の味になり、さらにさっぱりとした味に仕上がります。なるべく水分は飛ばすように調理し、それでも水分が多いようでしたら水溶き片栗粉を使用してとろみを出しても良いです。シャキッとしたキャベツやにらの食感も楽しめるよう、炒めすぎには気をつけてください。
餃子でありながらパンでもあるので、洋風なスープにもよく合います。たんぱく質が少なめなので、卵を使ったスープやヨーグルトなど、たんぱく源を摂取できる食材を組み合わせると、栄養バランスの良い献立になります。
宇都宮市で全校一斉に実施した「餃子献立給食」の際に篠井小学校で提供されました。餃子をアレンジして子どもたちの喜ぶデザートを作ろうと、栄養士が考案したものです。食べてびっくり!さつまいもを包んだほっこり優しい甘さのデザート揚げ餃子です。
餃子の皮がはがれやすいので、水溶き小麦粉でしっかり閉じてください。さつまいもは生のまま包むので、160~170°Cくらいの低温でじっくり揚げてください。ぷかぷかと浮いてきて、きつね色になったらできあがりのサインです。
おかずには餃子スープ、デザートにはスィート餃子と、餃子尽くしの献立なんていかがでしょう。簡単に作れるメニューなので、もちろんおやつにもぴったりです。さつまいもとマーマレードジャムだけでなく、アレンジしてお好きな具材を餃子の皮に包んでみてもおもしろいですね。
どれも美味しそうでユニークなレシピだから、子どもたちが喜びそう。ぜひお家でいつもと違った餃子のアレンジ料理を作って楽しんでみてくださいね。