地域に伝わる郷土料理や特産品をつかった美味しいレシピを、自治体が運営するクックパッド公式キッチンがリレー形式でご紹介。第28回目は京都府の公式キッチンから。 日本各地の味わいをご家庭の食卓でぜひお試しあれ♪
京都府では旬を大切にする食文化が発達しており、これまでに、夏に美味しい京都のおばんざい「賀茂なすの田楽、とうがらしのたいたん」、秋の京都を食卓で満喫できる「焼き丹波くりのおこわをメインにした献立」、春の京料理をイタリアンで楽しめる「筍とブロッコリーの和風パスタ&花菜の山椒リゾット」などを紹介してきました。
今回、新茶が出回るこの時期に知っておきたい、「美味しい煎茶の淹れ方」と、お茶請けにもぴったりな京都の宇治茶を使った和菓子も合わせてご紹介します!
新茶の美味しい季節がやってきました。最近は急須でお茶を淹れる機会が減っていますが、丁寧に淹れた煎茶は風味豊かで深い味わいです。その年の最初に摘まれた茶葉は新茶、又は一番茶とも呼ばれ、渋味が控えめで旨味成分のテアニンも豊富なため、後から摘まれる二番茶、三番茶よりも美味しいといわれます。
煎茶はさまざまな場面で楽しんでいただけます。日々の食事やおやつ時だけでなく、お客様をおもてなしする時などに、特別な茶器とともに淹れられてはいかがでしょう。
美味しい煎茶を入れたら、お茶請けに抹茶のどらやきはいかがでしょうか。
抹茶に使用される茶葉は碾茶(てんちゃ)といい、覆いで遮光して栽培された茶葉を蒸し、揉まずに乾燥させたものです。遮光によりテアニンが増しリラックス効果も期待できますよ。
どんな食事にも合うのが煎茶の魅力ですが、手作りの抹茶スイーツと合わせていただくと、美味しさもひとしおです。たくさん作って大勢で楽しんでみるのもいいですね。