今日は「いい(11)にく(29)にく」と読む語呂合わせから、『いい肉の日』です。
美味しいお肉が手に入ったら、あなたはどんな料理を食べたいと思いますか?好みはいろいろあると思いますが、日本を代表する肉のごちそう「すき焼き」は、この時期やっぱり外せませんよね。
そして、「すき焼き」に欠かせない具材といえば、“しらたき”! しらたきは鍋に溶け出した肉と野菜の旨みをしっかり吸い取って、余すところなく味わわせてくれるスグレものである反面、しらたきに含まれている凝固材の成分「水酸化カルシウム」は、お肉を硬くしたり、変色させたりする原因にもなってしまうもの。
そこで注意したいのは、煮込むときに、お肉としらたきを隣同士にしないこと!あまり気にせず、すき焼き鍋に食材を並べていた方、ぜひご注意ください。
すき焼きと並ぶ、ごちそう肉料理といえば「ステーキ」。ステーキというと、レア・ミディアム・ウエルダンといった焼き加減のことを気にしますが、それ以前ともいえる“焼き方の基本”をマスターしていない方が、結構いるようです。お肉の風味を左右する、美味しくなる焼き方のコツを伝授します。お試しくださいね。
1、繊維に垂直になるように包丁でたたいて筋切りをする。 塩、こしょうを振って、出た余分な水分はペーパータオルなどで拭き取る。
2、よく熱したフライパンで両面をしっかり焼き色をつけ、蓋をして好みの焼き加減に。焼き色がつくまではいじらない。肉を上からフライ返しで押し付けたりしない。
3、焼き上がったらすぐにナイフを入れると肉汁が流れ出てしまうので、5分ほど切らずに待つことで肉汁を肉の中にとじこめ、柔らかくしっとりし上がります。
この点を守って焼くと、噛みしめるたび肉の旨みがしっかり感じられる、肉汁ジュワワワ~のステーキになります!このポイントが丁寧に紹介されている、しるびー1978さんのレシピをぜひ参考に。
最後にもうひとつ。すき焼きにするにしてもステーキにするしても、お肉を焼く時の必須条件は、30分くらい前に冷蔵庫から取り出しておいてください。冷蔵庫から取り出してすぐの冷えた状態では、焼きムラができてしまうので、準備のひと手間もお忘れなく!(TEXT:大河原裕美)