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今年も美味しい一年でした！ 2014年クックパッドアワード10発表！！！

2014年11月27日更新

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

クックパッド編集部が総括！2014年おうちごはん動向とこれから

2014年、私達の食卓に大きな影響を与えたのが、４月1日から行われた消費税増税。先日行われた調査では、消費税増税後、節約意識が高まったと答えた人は８割、また家計が苦しくなったと答えた人は6割にも上りました。

しかし、その節約傾向の大きな特徴は「家計を守りながらも、決して美味しさも、楽しさも諦めない」こと。それが顕著だったのが鶏胸肉レシピの人気だったと、編集部は分析しています。本来、鶏むね肉は価格が低くボリュームがあるためメインおかずにしやすいのですが、油分が少なくどうしてもパサついてしまうのが大きな課題の食材です。しかし、そこで諦めず、しっとりやわらかくするために、調味料に漬け込んだり、フォークで穴をあけたり、粉をまぶしたりと創意工夫して、節約とおいしさを両立させるレシピが人気を博しました。

シンプルだけどおいしくさせるポイントがいっぱいの殿堂入りレシピ！

むね肉のくせに…ウマウマ！！ by ミ～ちん

鶏むね肉、マヨネーズ、酢、醤油、小麦粉、衣の剥がれが気になる時は小麦粉の半分を片栗粉に

今年流行した料理キーワードから考察される３つの指向

１）【食べる楽しみの追求】いつもの食材でワンランク上のリッチ感を楽しむ

海外の人気メニューが日本に上陸するやいなや、おうちでも再現されるのがここ数年のブーム。その理由は、ワンランク上のリッチなアガる気分をおうちでも楽しめるから。その流れを組みつつも、2014年大ブームになったのは身近な食材を使っているというメニューでした。卵液にひたすだけのフレンチトースト、ポーチドエッグをのせたエッグベネディクトは、節約食材・卵が主役。タイ料理のブームも、カオマンガイは鶏肉とチキンスープを炊飯器で炊き込むだけで完成したり、冷蔵庫に眠りがちなナンプラーを大活躍させていたりと手軽さがポイントとなっています。梨をトーストにのせて食するという、梨トーストもリッチな味わいを楽しめるメニューとして人気を博しました。

２）【作る楽しみの追求】料理を通じて家族とのコミュニケーションを図る

忙しい現代人。孤食化・個食化が叫ばれて久しい中、2014年クックパッドでは食卓を通じて家族の会話を楽しむ傾向も顕著に見られました。中でも、注目を集めたのが警告パン。元は反抗期まっさかりの女子中学生に、朝トーストにチョコペンで文字を書いて出したらウケたというものです。また、ソーセージを宇宙人に見立てて切り込みをいれたソーセー人にも話題が殺到。食べてくれる相手の驚く顔を想像しながら作るメニューとして大人気に。極めつけは食卓にも登場した妖怪ウォッチブーム。子ども達のお弁当を開いたときの喜ぶ顔を思って作るデコレーションへの情熱は、子どもの喜ぶ笑顔のために、グッズを買うのに奔走したときの想いと同じだったに違いありません。家族を想って作る、そしてそれを喜んでもらえるという料理ならではの楽しみを満喫できるレシピが支持される傾向は今後も強くなっていくでしょう。

３）【共有する楽しみの追求】話題性のある料理で友達ともコミュニケーションを図る

年々増加しているSNS（ソーシャルネットワークサービス）の利用者数。そうしたコミュニケーションの変化を受けて、クックパッドでもシェアするとみんなで盛り上がれる、人の目をひきやすいメニューが人気となったのも大きな特徴でした。月９ドラマ「失恋ショコラティエ」に登場したボンボンショコラは見た目のかわいさとドラマの盛り上がりの相乗効果で大きな話題に。マンガ・クッキングパパ発祥のおにぎらずは、そのキャッチーなネーミングとルックスで、一気にブレイクしました。また、定番食材の卵を冷凍させる冷凍卵も、「知らなかった！」「驚き！」「やってみよう！」という気持ちを共有できるレシピとして大いに盛り上がりました。

このように2014年は、増税による家計への影響の中でも、単に財布の紐を固く締めただけではなく、そこに楽しみを見いだして、生活者は家計と同時に家族や仲間の笑顔も守っていった一年だったといえそうです。

そして、塩レモンは・・・

１）発祥はモロッコ料理というアガるレシピでありながら、漬け込むのは塩とレモンというポピュラーな食材。また、それだけでワンランク上のメニューが展開できること

２）わが家ならではの配合比率や、わが家ならではのアレンジ方法にこだわっているのが大きな特徴なのは、そこに家族が喜ぶ味を開発したいという想いがこめられていること

３）漬け込んで１ヵ月後から活用するというスローライフ的要素や瓶にオシャレに詰めるというビジュアルも、「作ったよ♪」とシェアするのに向いているレシピであったこと

という食べる・作る・共有するという３つの楽しみを体現したレシピであったということから、2014年を代表する最も話題となったキーワードとして大賞に選ばれました。

日本のGDPがマイナスとなったり、2015年消費税増税が先送りになるなどまだまだ先行き不透明で、景気回復の兆しが見えない現在。いつもの食材でワンランク上のリッチ感を味わったり、リアルやSNSの場で家族や仲間とコミュニケーションを図りながら、味わい以上の楽しさを満喫したり。足元ではしっかり家計防衛をしながらも、食や生活を楽しむ方法を模索する毎日は、まだまだ続いていきそうです。

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