忙しい夕飯準備も遊び時間に♪子どもと作る「アサリのクラムチャウダー」【今日から始める親子クッキング vol.12】

忙しい夕飯準備も遊び時間に♪子どもと作る「アサリのクラムチャウダー」【今日から始める親子クッキング vol.12】

子育て世代にとっては、やはり気になる「食育」。でも、何から始めればよいかわからない、という方も多いのでは? この連載では、子ども料理研究家・武田昌美さんに、子どもと一緒に料理を楽しむ方法と、料理を通して子どもが得られる成長について、わかりやすく解説してもらいます。日々の料理を親子のコミュニケーションの場に変えてくれる魔法のアドバイスをどうぞ♪

子どもたちの夕飯リクエストは?

「今日の夕飯何がいい?」と聞くと、我が家の子どもたちの答えは、目を輝かせて「お肉屋さんのメンチカツ!」。うん、それはママも大好き!……なんだけど、聞き方を間違えました(笑)。

気を取り直してもう一回質問です。「夕飯何作ろうか?」。すると子どもたちは、毎回お決まりの料理を答えます。「麻婆豆腐」「クラムチャウダー」「焼売」「茹で卵」「パンケーキ!」。

好きな献立を聞いた時、いつも同じ答えが返ってくる、こんな経験ないでしょうか。「もう! いつも同じじゃない! ほかにもいろんなご飯作ってるでしょ!」と思いますが、実は子どもって料理名をほとんど覚えていないのかもしれません。

一方でよく話題に上がる料理は、特に印象的なもの、つまり、とびっきりおいしかったり、思い出が詰まっていたり、はたまた自分も一緒に作ったことがあったり

今日は、我が家で子どもと一緒に作って楽しんでいる「クラムチャウダー」のレシピをご紹介したいと思います。

<親子レシピ>クラムチャウダー by リトルシェフクッキン
あさりの砂抜きは子どもたちにとっても興味津々!実体験に勝る学びなし。

アサリに子どもたちは大興奮!

どの家庭も、ママは夕方大忙し。子どもの宿題や家事の合間をぬって夕飯作り。まさに時間との勝負。時短万歳!

しかし、すぐにお決まりの言葉が聞こえてきます。「ママ来て! ママ見て! 今!」。子どもも1日外で頑張ってきたから、当然ママと一緒に遊びたい。一方、ママだって家族のお腹を満たすために必死です。そうして両者にフラストレーションが溜まっていく……となりがちですよね。

もし、この夕飯作りが、子どもとの遊び時間になったらとっても素敵だと思いませんか?

毎日となると大変ですが、たまにでいいので心に余裕がちょっとだけある日、子どもをキッチンに呼んで一緒に料理をしながらコミュニケーションをとってみるのはいかがでしょうか。「夕飯一緒に作ろっか?」と声をかけると、子どもの顔は喜びでパアっと明るく輝くはずですよ。

我が家では、週に1回は子どもと一緒にお料理しています。私の気持ちが落ち着いていたら、麻婆豆腐などの大物を一緒にやり、あまり時間がない時はゆで卵を剥いてもらうだけの時もあります。

子どもたちはアサリが大好きなので、お休みの日は貝料理を一緒に作ります。スーパーに行って貝を買うところから、子どもたちはとっても楽しそうにしています。ニョキっと顔を出したアサリに大興奮です(笑)。

アサリを買って帰ってきたら、娘は「みんなー! 海のお水だよー!」と言ってボウルに塩水を張って、「今から夜になりまーす」と新聞紙を被せて暗くします。そして、アサリたちが暗い中、束の間のリラックスタイムで顔を出していると、「バァ!!」と急に明るくしてワッと驚いたアサリを見ては、姉弟でキャッキャ大騒ぎしながら楽しんでいます。

8f5d7e7b5600b0987cb8404425620757 子どもたちがひとしきり遊び終えたら、タッパーにアサリと一緒に塩水をひたひたになるように入れ、蓋をして冷蔵庫で3時間置けば、砂抜きは完了です。塩水は、200gのお水に塩小さじ1を入れたものを使っています

子どもの「手元」ではなく「頑張っている目」を見る

さてさて、こうして慣れ親しんだアサリを使って、一緒にクラムチャウダー作りをスタートします。調理が始まると、子どもたちはちょっぴり寂しそう。

さっきまで生きていたから、お料理になってしまうのは子どもには少し残酷かもしれません。でも、少しずつでも料理になるまでの一連の流れを知ることで、食べ物を粗末にせずに感謝して食べるようになります。残してしまっては可哀想だよ、の意味をしっかりと理解して、食べ物を残すことも少なくなります。

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もちろん、子どもと料理をすると普段より時間がかかるので、たくさんのお料理は作れません。でも、品数は減っても子どもとの時間が増えますし、子どもも料理を通じてたくさんのことを学びます。

キッチンから遠ざけるのではなく、一緒にやってみる。始める前は、とてもじゃないけど無理……と思ってしまいますが、実際やってみると子どもはお料理ができることを喜んで、楽しそうに作業を進めます。

そして、親がイライラしないようにするコツは、子どもの「手元」ではなく「頑張っている目」を見る! これに限ります。その真剣な眼差しは親として微笑ましい限りです。

我が家で大人気のクラムチャウダー。週末はアサリを買いに行って、アサリと遊びながら作ってみてはいかがでしょうか?


武田昌美(子ども料理研究家)

80a04661f828761cb008b651df78157e リトルシェフクッキング(株)代表取締役。フランスで料理の修行をしていた父の影響を受け、幼少の頃から料理に興味を持つ。航空会社にて客室乗務員をしながら、各地の料理や文化に触れ、知識を深める。2人の子どもの親となり、多くの子どもたちに料理の楽しさ、食の大切さを伝えていきたいと強く願い、2017年より「ママも知らなかった才能が花開くクッキングスクール」をコンセプトにした料理教室『リトルシェフクッキング』を主催。保有資格は、フードコーディネーター、スパイスマイスター、食品衛生責任者。2019年3月、子どもが一人一人料理できる料理教室『リトルシェフクッキングEduCooking Lab』を東京都世田谷区にオープン。
【HP】https://little-chef-cooking.com/(ご予約はこちらから)
【Instagram】@masamis__kitchen
【ブログ】子ども料理研究家 武田昌美の食育ブログ
【クックパッド】武田昌美のキッチン

クックパッド編集部

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