深夜の放送ながら、じわじわと人気が広がり、ドラマ化第3弾に加えて、来年1月31日には映画公開も決定している「深夜食堂」。そこに登場したメニューを『TV Bros.』編集部が再現してみました!
深夜に放送中のドラマ「深夜食堂3」(TBSほか)。深夜0時、人々が家路に急ぐ頃に開店する「めしや」を舞台に、そこに集う客たちの人間模様を描くオムニバスドラマシリーズです。都会の片隅で起こる、ドラマチックではないけれどホロリとさせてくれる短い物語と、マスター(小林薫)が作る素朴な料理が絶妙にからみあい、“胃”も心も刺激してくれます。
深夜食堂と呼ばれ親しまれる「めしや」のメニューは豚汁定食のみ。あとは、マスターが作れるものであれば何でも注文できる、お客に優しいお店です。その内容はメンチカツ、ロールキャベツといった定食屋らしいものから、春雨サラダ、タコさんウィンナーといった家庭料理まで幅広い!劇中にマスターが調理するシーンが混じるほか、ドラマの最後にはワンポイントアドバイスもあり、つい作りたくなってしまうのです。深夜だというのに、刺激された胃が「食べたい!」と騒ぎ出すので、ドラマに登場したメニューを見よう見まねで作ってみました。
プチトマトを豚バラ肉で巻き、串に刺して焼くお手軽メニュー。劇中の歌(フォーク風)にあった通り“塩を振って焼くだけ”でいただいてみました。焼くことで甘くなったトロトロ~なトマトと、端がカリッと焦げた豚肉がお口の中で一緒になって絶妙なハーモニー!「めしや」ではお客さんがパクパク食べているのが印象的でしたが、その気持ち、よく分かります。直火で焼く器具がなくてもフライパン調理でOKでした。
なぜか相性がいい組み合わせ。男女の哀しい恋とともに登場したメニューです。ポイントは先にイカだけを調味料で煮て一度取り出すこと。里芋も最初から煮汁で火を通すとぬめりが気にならなくなります。最後にイカを加えてさっと煮れば、固くなりません。そんなドラマのアドバイス通りに作ってみたら、イカが柔らかく、里芋にもイカにもしっかり味がしみていました。
2009年に放送された第一部からのメニュー。焼きそばの上にちょこんと飾られた目玉焼き。最強の組み合わせですよね!第一部から「深夜食堂」のファンという部員の家では、ドラマをきっかけに定番メニューとなったそうです。ポイントは、炒める前に中華そばにお湯をかけておくこと。余分な油が抜けて、ソースがからみやすくなるそうです。
さあ、あなたも作ってみたくなったのでは?1日の終わりに「深夜食堂」を見ながら、疲れた心と小腹を満たしてみてください!
隔週水曜日発売の『TV Bros.』では「深夜食堂3」短期連載中!松岡錠司監督や出演者へのインタビューで、ドラマの裏話をたっぷり聞き出しています。12月3日発売の最新号では連載最終回。短期連載の締めくくりは、「めしや」常連のゲン役・山中崇インタビューをお届け。また、表紙はブロス初登場・とんねるず。「みなさんのおかげでした」の人気コーナー、全落・水落シリーズのDVD発売記念特集をお届けします。詳しくはこちらから