日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
世界74の国と地域でサービス展開しているクックパッド。それぞれの国のクックパッドに寄せられた現地のユーザーさんによる本場のレシピをお届けします。 今回ご紹介するのはロシア。ロシアの朝ごはんとして不動の人気を誇る、卵巻きのような一品をご紹介します。 卵とお野菜で栄養たっぷりの朝をスタートしませんか。
世界一面積の広いロシアは、地域によって異なる文化を持ちます。そんなロシアの人々の共通点は、朝ごはんに栄養のあるものを作る習慣。
今回の卵巻きも、典型的な朝ごはんの1つ。中に詰めるものを自由に変えて、お気に入りのロシア風卵巻きを見つけて見て下さい。
卵巻きは古今東西、色んな所であらゆる料理になっています。起源を遡れば、インド、エジプト、メソポタミア文明。数千年前からすでに人類は卵巻きの原型を食していたとも言われています。19世紀の終わりに砂糖が普及し始めると、フランスで甘いクレープのような卵巻きも生まれます。
そして今や卵巻きは、世界のあらゆる所で見られるようになりました。そう、日本でも我々の独自文化であるだしを使って卵を巻いた「だし巻き卵」がありますね。
今回は、そんな卵焼きのダイナミックな歴史に思いを馳せながら、ロシアの卵巻きを作ってみましょう。
<卵焼き部分>
・卵…4つ
・サワークリーム…100g
・サラダオイル…大さじ2
・塩…適量
<中に巻く具材>
・とけるチーズ…100g
・人参…1本
・玉ねぎ…1つ
・にんにく…1−2かけ
・サワークリームもしくはマヨネーズ…50g
・サラダオイル…適量
・塩、胡椒…適量
<卵焼き>
1. 卵を卵黄と卵白に分けておく。
2. 卵白の方に塩を入れ、ふんわりするまで泡立てる。ハンドミキサーを使うとラクです。
3. 卵黄の方にサワークリームを入れ、泡立て器でしっかりなじませるように混ぜる。
4. 3にサラダオイルと、2の泡立てた卵白を2〜3回に分けて入れる。
5. オーブンの天板にクッキングシートをしき、4を表面が平らになるように広げる。
6. 180度のオーブンで15〜20分焼く。焼きあがったらシートを外して冷ましておく。
<具材の準備と仕上げ>
1. 人参は千切りにし、玉ねぎはみじん切りにして、柔らかくなるまでサラダオイルで炒めたら、粗熱がとれるまで冷ましておく。
2. 溶けるチーズとすりおろしたにんにくを1に混ぜる。
3. 2にサワークリーム(もしくはマヨネーズ)、塩、胡椒を加える。
4. 焼いておいた卵のシートに3を平らに置き、手前から巻いていく。
5. ラップやクッキングシートに包んで、30分程度冷やす。
スライスして、召し上がれ!
日本でも普通に手に入る材料ばかりなので、早速日本でもスタッフが作ってみました。
人参と玉ねぎをオイルで和えるのではなく、炒めてサワークリームでまとめるのがちょっと新鮮ですが、これが本当にイイ味を出してくれます。サワークリームというとお菓子作りに使うイメージがあるかもしれませんが、こうして普段の料理に使ってもコクをあたえつつ爽やかな仕上がり。この段階でつまみ食いが止まらない美味しさです!
現地スタッフによると具材は好みでその時にあるものを使えばよく、ハムやソーセージなども定番とのこと。今回は冷蔵庫に残っていたベーコンも一緒に炒め、クリームチーズを中心に塗って巻き込んでみました。
オーブンでふわっと焼いた卵焼きで具材をくるくる巻いていく工程は、まるで太巻き寿司を作る時のよう。ボリュームたっぷりで野菜もしっかりとれるので、これ1品で大満足な朝ごはんになります。
本場のレシピは2人分ですが、おかずのひとつとして家族4人で食べてもちょうどいいくらいの量でした!
いかがでしたでしょうか?
混ぜて焼いて巻く。コツを掴めば簡単なロシアのエッグロールは、栄養満点で朝にぴったりです。古今東西の人々に愛されたエッグロールで、元気に1日をスタートしませんか?
クックパッドロシアに寄せられたТатьяна Шуляк🌳さんのオリジナルレシピもぜひご覧ください。
↓↓↓
『ヤイチニー・ルーレット・ス・ナチンコイ』
Яичный рулет с начинкой
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ご興味のある方はぜひこちらも覗いてみてくださいね。
ちなみに
ボルシチ → Свекольный суп
で検索できます。
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