日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
5歳になるお子さんと料理をする機会も多いという長田さん。お子さんとの料理で心がけていることについて聞いてみました。
ーーお子さんとはどんなときに一緒に料理をしますか?
私が平日はフルタイムで働いているので、土日のどちらかのお昼ごはんやおやつを一緒に作ることが多いですね。最近は娘のほうから「今日は何作る?」とか「テレビで見たアレを作りたい」とか言ってくることが増えてきました。食への関心がすごく高まっているようです。
先日驚いたのが、ごっこ遊びをしているときに「ママ〜!ハンバーグのプレート作ったよ」っておもちゃのハンバーグを持ってきてくれたんですけど、そのお皿にちゃんと野菜が盛り付けられていて、フォークも添えてあったんです。ふだんから一緒に料理をしているとそういう感覚が自然と身につくんだなと思ってうれしくなりました。小さいころから一緒に料理をやっていてよかったなって思いましたね。
ーー子どもと一緒に料理をしていると、イラッとする瞬間はありませんか?
最初のころはしていました。かき混ぜてくれるのはうれしいけど、材料がこぼれちゃってイラっみたいな。でも、うまくできなくて当たり前なので、その失敗も一緒に楽しむようにしました。もし作ったお菓子が変な形になっていても「怪獣みたいでかわいいね」とか「実験みたいだね」と言ってあげるとか。
「失敗しちゃったね」というのではなく、失敗も一緒に楽しむ。そうすると、自分自身も楽しくなりますよ。
ーーお子さんと料理する上で注意してることは?
失敗すると落ち込んでしまう子もいるので、失敗しづらいレシピを選んであげるのもひとつの手かなと思います。自分でできたっていう経験を料理の中で積めるのが一緒に作る魅力だと思うので、その種を摘み取らないように。
片付けが多いとか、こぼして色がつくとか、そういうことが積み重なっていくと苦手意識に繋がりやすいと思うので、最初はフルーツと混ぜる、そういうので十分。できるだけお母さんもイライラしないレシピを選ぶといいですよ。そこから楽しみ始めるとどんどんレベルアップしていけるんじゃないかと思います。
ーーお子さんとのバレンタインの思い出は?
去年は花形のクッキーとパンを一緒に作りました。一緒に箱詰めするのも楽しかったです。今回の試作品を作るときも、子どもと一緒に作りました。「アイスなのに溶けないんだね〜」って言いながらとてもうれしそうで、トッピングも張り切ってやっていました。
レシピを考えたときにイラストを描いたのですが、子どもが色を塗ってくれました。こういう風に一緒にイチから考えてみるのも楽しいですよ。
ーー「エアインチョコ」を作ろうと思っているママたちにメッセージをお願いします。
失敗する要素が少ないレシピではありますが、もし変な形のアイスクリームになっても、その失敗を楽しんでください! あと、できたアイスクリームで“アイス屋さんごっこ”をやってほしいですね。うちの娘も、店員さんみたいに「ホワイトチョコにされますか? トッピングはどうされますか?」と言いながら、楽しそうにやっていました。パパやおじいちゃん、おばあちゃんを巻き込んで、ご家族全員で楽しんでもらえたらと思います。
(TEXT:河野友美子)
インスタグラマー。一児の母、そして都内企業の広報としてフルタイムで働きつつ、複業でレシピ開発や盛付けなどのフードスタイリングを提案。食育アドバイザー、バースデープランナーの資格を持ち、こどもごはんスタイリストとして、幅広く活躍中。また、生活情報誌「サンキュ!」の専属読者モデル/公式ライターも務める。
【Instagram】@i.am._.asami
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