ちゅんまっちさんの料理は、味もさることながら、見た目の美しさも魅力のひとつ。料理やお菓子の盛りつけのコツについても聞いてみました。
ーー料理をする上で大切にしていることは?
私がいつも心がけているのはお料理の第一印象を大切にすることです。でも、決して今はやりの「映え」と言う意味ではありません。
子どもたちがまだ小さいころ、食卓にキラキラとおいしそうなご飯を並べるとすぐに椅子に座り、雑に盛ったおかずや冷めたご飯を並べるとなかなか椅子に座ってくれなかったということがありました。手の凝った盛りつけや、高価な器、おしゃれなテーブルウェアを毎日の食卓に並べることは難しいですが、湯気が立ち込める熱々のお料理、旬のお野菜のカラフルな色、フワフワした卵焼き、キラキラと光る新鮮なお魚など、第一印象で「おいしそうに見える料理」は「目で見ておいしいとわかる料理」なんだと、私は思います。
ーー今回のレシピのおすすめポイントは?
「チーズボール」 はワインとの相性も良いので、友人を呼んで家飲みをするときによく作って出している料理なんです。初めて作ったときの友人たちの反応は、「これ、どこで買ったの?」でした(笑)。また、意外だったのは、子どもたちにもかなり好評だったこと。ピリッと胡椒は効いていますが、クリームチーズのコクやクリーミーさが子どもの舌にも合うようです。
ーーバレンタインの思い出を教えてください
バレンタインに初めて手作りのお菓子を作って渡したのが今の主人です。レシピ本とにらめっこしながら、どうにか作ったハートのガトーショコラ。多分、いや絶対おいしくなかったと思います(笑)。それでも箱を開けた主人は「おいしい!おいしい!」と言ってその場であっという間に平らげてくれました。
今年は「2種のチーズボール」の他に、「苺のクリンクルクッキー」も作りました。
あれから20年以上経った今でも、主人においしいと言ってほしくて毎日お料理を頑張っている気がします。
ーー最後に、読者へメッセージをお願いします。
大切な人を思って、大切な人の好みの味を想像しながら作ってみてください。胡椒の量やパセリなどは調整していただいて構いません。また、持ち運びの際は保冷剤も忘れず入れてください。どうか大切な人と素敵なバレンタインが過ごせますように!