日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
日に日に下がる気温、すっかり煮ものが恋しい季節になりましたね。今こそ忘れてはならないのが、しっかり中までだしがしみ込んだがんもどき。おでんや煮ものに大活躍します。がんもどきを口にふくんだ瞬間の、じゅわっとしみ出すだしの魅力はたまりません。
この「がんもどき」という料理、元々は精進料理のひとつだったそうです。雁(がん)の肉に似せて、水けをしっかり切った豆腐に、さまざまな野菜をくわえて油で揚げた料理を、雁擬き(がんもどき)と呼ぶようになったそうです。ヘルシーで食べごたえもあるので、煮ものがおいしいこの季節はついつい手がのびてしまいます。
寒くなると恋しいほどに食べたくなる「がんもどき」ですが、手づくりできることを知っていましたか?筆者は店頭で買うものというイメージが強かったのですが、実は節約にも冷蔵庫整理にもなるスーパー料理なのだとか。その理由は、卵や豆腐といった常備食材を使うことにくわえて、冷蔵庫に中途半端にあまっている食材を刻んでいれることができるため。たしかに食費がおさえられそうですし、年末の冷蔵庫整理にも活躍しそうな料理です。また、一度にたくさんつくって冷凍庫に保存しておくこともできるのも助かりますよね。おかずがあと一品必要な時や、煮ものをボリュームアップしたい時に便利。これは試さない手はありません。
ちなみに関西では、がんもどきは「飛竜頭(ひりょうず、ひろうすなど)」とよばれることも。何だか強そうな字面ですが、語源はポルトガルの揚げ菓子「フィリョース」が語源になっているそうですよ。豆知識を披露しながらアツアツを食べるのも楽しそうですね。
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