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節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。今回は、再ブレイクしている「無買デー」について、続けるコツをご紹介します。
節約にはたくさんのテクニックがありますが、そもそもお金を使わないことが節約に直結します。新型コロナウイルスの影響で外出と買い物回数が減ってお金を使わなくなったという方も多いかと思いますが、「出かけなくなったことで、ネットでの買い物が増えてかえって出費が増えた」という意見も。今回は、数年前に話題となり、最近再ブレイクをしている、買わずに過ごす「無買デー」のコツをご紹介します。
ただなんとなく、ふらっとお店に立ち寄るのはNG。〇〇が必要だからお店へ行くといった目的をもって買い物へ行くように意識を変えましょう。私自身の経験談ですが、習慣的にコンビニへ行ったり、100円ショップやドラッグストアでお得なものはないかと探して、長居をしてしまい、気が付けばかごにはたくさんの商品が入っていました。
このような日々の何気ない出費を知るには、レシートチェックが効果的です。レシートには購入場所、日付、時間、商品名など多くの情報が記載されています。レシートを見直すだけでも、日ごろの買い物の傾向がわかります。レシートを見ながら買わなくてもよかったと思うものと、その合計金額、購入場所に気付くだけでも、次からはそのお店や商品の前を素通りできるようになります。
いったんお店に入ってしまうと、何かしら買ってしまうものです。これは実店舗だけではなく、ネットの店舗でも同じことが言えます。仕事などで多忙になると、買い物に割く時間が減り最低限必要なものだけを買って過ごし、結果的に出費が少なくなることがあります。反対に時間に余裕があると、買い物をする時間が増えがちです。例えば夜にネットサーフィンをしていたら、バナー広告の画像をクリックしてしまい、そこから買い物をして送料無料になるまで買ったら結構な金額になってしまったという経験をした方もいらっしゃるかもしれません。もちろん私にもあります。でもそれは上手なお買い物とは言えません。そこで、ネットでの買い物時のルールを決めてみました。
特定の日に買うとポイントが5倍になる日を狙う。買い物をする回数が増えるほどポイント還元される日に買い物がまとめてできるように、買うものリストを作る。
数日間の冷却タイムを設けて、それでも欲しいなら買う。忘れていたらそのままカゴから削除する。
ネットショッピングがクレジットカードなど電子決済がほとんどで、現金で支払うときと感覚が異なるため、改めてこの金額を払ってもいいのかと、目の前に現金を出してみると冷静に考えることができるようになります。
ネットでの買い物はこの3つを意識することで、ムダな出費を減らすことができるでしょう。
「必要かもしれない」このかもしれない買いは、ムダ買いの温床となります。かごに入れる前、会計をする前には必ず「本当に必要かどうか?」立ち止まって考えてみましょう。
また節約を意識するとつい、安いものを買うことに意識が向きがちですが、安いからと言って必要のないものまで買う必要はありません。例えば半額シールが貼られていたとしても、自分にとって不要ならカゴには入れません。なぜならたとえ半額でも、不要なものにお金を払うことには変わりがありませんからムダな出費となります。もちろん必要なものが半額で売られていたら、それは買いです。
買う前に一呼吸置くことが、無買には必要なスキルです。「必要=買う」ではなく、まずは持っているもので、代用なり済ますことができないかと考えましょう。買うのではなく、借りることでコストやその後の利用頻度や保管との兼ね合いを考えて、「買う」、「あるもので済ます」、「借りる」といった選択肢の中で結果的にどの選択が、コストがかからないかを考えましょう。
買い物へ行かなくても、意外とあるものでなんとかなるものです。食費に限れば、買わない日をあえて作って、浮いた時間を下味冷凍や作り置きおかずを作る時間に充てると、時間と食費の節約になります。これから家計状況が厳しくなると予想されますので、家計を守るという意味でも無買デーを意識した生活をしてみてはいかがでしょうか。
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>
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