節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。今回は、日用品は生活の中で使いながら備蓄をする「日常備蓄」(ローリングストック)についてです。
新型コロナウイルスの影響で、外出が難しい状況が続く中、各家庭でいざという時に備えておく備蓄の大切さが改めて見直されています。 そもそも日本は、災害が多い国。被害が甚大であった場合は、電気、ガス、水道といったライフラインが止まることも考えられます。3日分の飲料水や非常食、カセットコンロやボンベなど、最低限生活をするための備えがあると、安心です。いざという時のために、1年に1回は、在庫や賞味期限を確認して、入れ替えや補充をするようにしましょう。
日用品のトイレットペーパーや生理用品、おむつなど家族構成によっても必要となるものや、トイレが使えなくなった際の非常用トイレ用品なども、家族の人数に合わせて在庫をもっておくと安心です。いざそのときになると、手に入りにくくなることがほとんどなので、備えておくことが大切です。
日用品は生活の中で使いながら備蓄をする「日常備蓄」(ローリングストック)が基本。在庫を持ちすぎる必要はありませんが、在庫が減ったら買い足すことで、万が一に備えることができるというものです。毎日の生活に欠かすことができない日用品に関しては、少し多めにストックしておくといざというときに慌てずに済みますよ。
日用品や食材の備蓄のコツは、平常時のセールを狙いローリングストックをしながら、少しずつストックを増やすことです。調味期限が長い乾麺、缶詰、乾物は、少し多めにストックしておいて賞味期限をチェックしながらローリングストック。米は、家族の人数と消費ペースを考えて少し多めにストックしておくと安心です。他、肉やキノコ類など冷凍できるものは小分けもしくは味付け冷凍をし、野菜は、日持ちがするにんじん、玉ねぎ、じゃがいもに大根やキャベツといった定番野菜を中心に使いながら買い足しをしましょう。
備蓄をするためには、それなりのスペースが必要です。在宅時間が増えている今を機に、不用品を処分して、空いたスペースを備蓄スペースにするのもおすすめですよ。
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
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