料理をするときの4大ハードルと言えば、「包丁で切る」「食材が余る」「火を使う」「計量する」ではないでしょうか?この連載では、Twitterフォロワー数22万人超えの料理研究家・ジョーさん。がこれらをしないで作れるレシピをご紹介! 使う食材は近所のスーパーで手に入るものばかりなので、誰でもスグに作れちゃいますよ。
ミネストローネ風です。"風"です。これをミネストローネと呼んでしまったら各方面から石つぶてが飛んできそうです。1文字でそんなつぶてをかわすことができる魔法の漢字、「風」。便利ですね。
コツらしいコツもないくらい簡単なのですが、玉ねぎとベーコンをこんがりと炒めたら、トマトジュースと、入っていた紙パック1杯分のお水を入れて、固形コンソメとこしょうで味を調えるだけです。いかん、レシピに入る前に作り方を紹介し終えてしまった。
そのぐらい簡単なミネストローネ風スープなのですが、生まれたきっかけはTwitterで「200mlカップがないんですけどどうしたらいいですか」という質問を頂いた事でした。何とか「計量カップが手元にない」と言う状況でもつくれるレシピを作る事で、自炊人口が増えるなら作ってみたいと思い苦心してできたのがこちらです。コンビニで200mlパックのトマトジュースを見つけた時、たぶん僕の周りにはラッパを持った天使が飛んでいました。
玉ねぎはしっかり炒めることで、甘さを引き出すことができます。ベーコンは表面がカリッとしてくるまで加熱することで食べ応えのあるスープになり、香りも良くなります。
玉ねぎ 1/4個
ハーフベーコン 1パック(4〜5枚)
トマトジュース(無塩) 200ml
水 200ml(空いたトマトジュースのパック1杯分)
固形コンソメ 1個
こしょう 2振り
粉チーズ 2振り
パセリ 1振
1.玉ねぎはみじん切りにし、ハーフベーコンは8mm程度の細切りにする。
2.テフロン加工などのフライパンに1のハーフベーコン、玉ねぎを入れ、透き通ってくるまで中火で炒める。
3.トマトジュースを入れ、空いたパック1杯の水を加えたら、固形コンソメ、こしょうを加えて溶かし混ぜながら、中火で加熱したら、器に入れ、粉チーズ、パセリを振る。 *コート加工されていないフライパンの場合は、少量の油を引いてください。
今回ご紹介したような「包丁を使わない」「余らせない」「火を使わない」「計量しない」レシピが載った、「めんどうなことしないうまさ極みレシピ 激烈美味しいストレスなし103品」(税抜1350円)がKADOKAWAより発売中。103品All書き下ろしで、発売から1ヶ月半で累計35,000部と大人気のレシピ本です。
これさえなければ料理するのに、というちょっとした料理の嫌だを解決します。こんな方におすすめ!
・料理のちょっとしたことがめんどうに感じる
・美味しいものは食べたい
・外食にちょっと飽きた
・千切りとか苦手
・料理をして、余ったトマト缶1/2の扱いに困ったことがある
・火加減って難しいと思う
・キッチンスケールは持っていない
・文字や文章を読むのが苦手
・レシピ本をみながら作っているのに、材料の投入タイミングを間違えたことがある
・やっぱり美味しいものを食べたい!
大雑把な人、不器用な人、めんどくさがりや応援の激ウマ103品。
料理研究家。あと1ヶ月生まれるのが遅ければ平成生まれだったが、持ち前の貫禄のせいで誰にも信じてもらえない。SNSに投稿するレシピが人気で、Twitterフォロワー数は約22万人。
小説家としての出版経験もあり、文章が得意。レシピ記事の企画、調理、盛り付け、撮影、
記事作成、編集を一貫して行う。レシピ動画の撮影、編集も自分で行うマルチな料理家。
Twitter:@syokojiro
Instagram:@syokojiro1206
公式レシピサイト:タベタノ?