あっさりした味わいが老若男女問わず好まれる醤油ラーメン。インスタントラーメンやカップ麺でも、王道の味わい。
ただ、おうちでの食事が多い今、たまにはアレンジして違う味が楽しみたくなったあなたに朗報です!
あるものをプラスするだけで、「豚骨ラーメン」を楽しめますよ。しかも、スッキリとした味わいの“新”感覚ラーメンです!
そのキングオブラーメンとタッグを組むのは……そう! 豆乳なんです。
低糖質高たんぱくなので、ダイエットにも最適なこの飲み物をスープに投入します。
いざ、味覚センサーレオに調査してもらいました!果たして、「豆乳を入れた醤油ラーメン」と「豚骨ラーメン」の味は似ているのか……?
とても似ています!!!ほとんど同じ形の五角形になっていますね。旨味、甘味、塩味、酸味、苦み全てにおいてほぼ僅差の差異になっています。
そのカラクリは、豆乳の甘みにあります。魚介出汁ベースの、旨味と塩味が強い醤油ラーメンに、ほのかに甘い豆乳が足されることによって、マイルドな味わいの豚骨スープを再現するのです。
次にご紹介するのは、和菓子の重鎮「ようかん」です。あんこの風味をダイレクトに感じられ、満足感もあるおやつですよね。お茶との相性も120%!!! この和菓子と合わせるのは、お菓子作りにも、料理にも使う「バター」。
さてさて、なんとも罪悪感あふれる二者がタッグを組むと…なんと、スイートポテトになるのです!!!
和菓子の重鎮がバターとタッグを組むことで、コクのある洋風の味わいに! さあ、味覚センサーレオで証明します。
見事なまでの一致…! ようかん×バターは、スイートポテトを完全に表現します。やや「スイートポテト」の方が甘みが強く、「ようかん×バター」の方が塩味が強いですが、ほとんど等しい味わい、といって良いでしょう。
ようかんの品の良い甘さと、バターの塩気が織りなすハーモニー。サツマイモの味はしないものの、バターのコクがようかんを完全に洋風に変身させています…!
私が追求したようかんとバターの厚さ黄金比は、4対1です! ようかんの甘さが主張しすぎず、かといってバターがしつこくなく、すっきりした味わいを実現する比率です。是非皆さんもお試しください!
味覚研究家。AISSY株式会社代表取締役社長 兼 慶応義塾大学共同研究員。味覚を数値化できる味覚センサーを慶大と共同開発。味覚や食べ物の相性の研究を実施。メディアにも多数出演。ブログ『味博士の研究所』で味覚に関するおもしろネタを発信中。