コラム

名古屋の屋台名物☆パリパリおいしいお好み焼き風「たません」【高柳明音の懐かしレシピ vol.3】

2020年07月31日更新

2019年10月にSKE48卒業を発表した高柳明音さん。子どもの頃から料理が好きで、「SKE48メンバーの中で一番の料理上手」と評判だった高柳さんには、忘れられない料理の記憶がたくさんあるそう。おいしくて懐かしいレシピたちを、高柳さんの思い出エピソードとともにお送りします♪

夏の思い出といえば…？

こんにちは、高柳明音です。
もう今年も半分以上が過ぎ、気づいたら7月です。びっくり。

と言っても、ほとんどをおうちで過ごし、何もしていなかったに等しい日々を送ってしまったなぁ…と。そんな中、私が唯一成長できたことは「何事も後回しにしない」ということ。

今まではどうしても「時間ないし…」、「今日疲れちゃったし…」、「まだ時間あるし」と、何事も後回しにする癖がありました。

これを機に、後回しにしない癖をつけようと思って、一つ一つ実行していたら、後回しにすることが気持ち悪くなって、いい感じに人間が更生されたような気がします（笑）。

料理した後の洗い物や後片付けがいい例ですね！食べたらすぐ片付けるようになりました。我ながら成長です。

さて、夏といえば、お祭りや花火が定番ですね！今年はこういったご時世なので、参加するのは難しそうです。

小さい頃のお祭りの思い出は、家族や親戚みんなで大きな花火を見に行ったことです。空を覆っちゃうのかな？と、思うくらいの大きな花火が、頭の上で咲く画が今でも鮮明に残っています。それと、小さな地元のお祭りでは浴衣を着て、盆踊りや、練習した櫓（やぐら）太鼓を叩いていました。

……というと、「さては、お祭り楽しめた勢だな？」と思われる方も多いと思いますが、それは中学までで、かれこれ「お祭り」に10年以上行っていない気がします。

花火を見るのは、お仕事か、お仕事帰りの車の中か、夢の国とか…。今年こそ！と思っていたのですが、なかなか難しいかもしれませんね。

あと、もう一つ。お祭りの定番といえば「屋台」がありますね！
ズラーーーーーーーーっと並んでいるところを見ると、子どもの時と変わらないドキドキとワクワクを感じます。

屋台でよく食べていたのは、ブルーハワイのかき氷、シュワッとした喉越しのラムネ、焼きそばに焼き鳥、わたあめ……そして大好きな「たません」です！！

……え？たません？
え?! たません、知らないですか?!

東京の方に知っているか聞いてみたら、「それはどんな食べ物？」と返ってきてびっくり！名古屋の名物の「味噌カツ」や、「きしめん」くらい有名な食べ物だと思っていました。

「たません」とは卵焼きを焼いて、マヨネーズとお好み焼きソースで味付けをして、青のりをふって、せんべいではさんでいただく料理です！

料理名の「たません」は、「たまご＋せんべい」を一緒にいただくことからきています。お祭りでの屋台名物としてはもちろん、昔は駄菓子屋さんでも販売されていたそうで、おやつ感覚でいただくことも多かったのだとか。（私の頃は残念ながら、なかったです！）

せんべいは、「えびせんべい」か「たこせんべい」で作るのが王道です。家で作って食べたりもします。我が家は「えびせんべい」を使って作ることが多いですね。

形は丸いものか、ちょっと長めのものがあります。食べたくなって、買いに行った時に、見つけたもので決める！という感じなので、形にこだわりはないですね。

えびせん（たこせんでも可）、卵、お好み焼きソース、マヨネーズ、青のり、油

気になるお味は…………これがもう絶品です！！
お好み焼きのような味付けに、ふわっとした卵、パリッとしたせんべいの食感がたまりません。お祭りの醍醐味として、手で持ちながら食べるのも好きでした。

今年はおうちでお祭り気分を味わえる、名古屋名物「たません」を作ってみてはいかがでしょうか？

お好みで、千切りキャベツやかつおぶし、ネギや桜海老を入れてもおいしいので、オリジナルで好みの「たません」を追求してみてくださいね。夏休みのおやつにもオススメです！大人から子どもまで、きっとやみつきになるおいしさですよ。

今年は浴衣を着るタイミングがないかもしれないので、去年の写真載せておきますね！

AKB48の姉妹グループとして、名古屋・栄を中心に活動する秋元康プロデュースグループSKE48の一員。2019年10月にグループ卒業を発表した。小学生から始めた料理が趣味で、SKE48メンバーの中で一番の料理上手と評判。得意料理は麻婆豆腐、スープカレー、茶碗蒸し、炒飯、酢豚。