子どもたちの健やかな成長を支える基礎として、食に関する知識と食を選択する力を養う「食育」が重要と言われています。といっても、一体何から始めたらよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、子どもが大好きなメニューのレシピと合わせて、クックパッドの食育絵本サービス『おりょうりえほん』から、家庭でも手軽にできる食育メソッドをお届けします。
今年はいつもと違って、夏休みが短かったり、旅行を控えて自宅で過ごすという方も多いのではないでしょうか? とはいえ、家での遊びもそろそろネタ切れ…という時は、子どもたちと一緒に「夕飯づくり」をするのがおすすめです。
そこで、ハードルになるのが「包丁」。子どもがケガをしてしまうのではないかと、包丁を持たせるのをためらう親御さんも少なくないですよね。
クックパッドの食育サービス『おりょうりえほん』が提供する絵本「ほうちょうチャレンジ」では、小さなお子さんが初めて包丁を使う際の注意点をわかりやすく紹介しています。お子さんと一緒にしっかり読んでから調理を始めると、お子さん自身にも適度な緊張感が生まれ、ケガ防止にもつながりますよ。
絵本を読んできちんと理解してもらったら、早速包丁を握ってみましょう。子どもが具材を切り始めたら、親御さんは必要以上に怖がらせたりせずに、褒めてあげることがポイントですよ!
大人も子どもも大好きなカレーは、カレールーを使えば具材を切るだけなのでとっても簡単! しかも、今回ご紹介する子ども料理研究家・武田昌美先生のレシピは、子どもと大人の作業分担がしっかりと決まっているので安心ですよ。
カレールー…1/2箱
玉ねぎ…中2個(400g)
じゃがいも…中1・1/2個(225g)
にんじん…中1本(200g)
サラダ油…大さじ1
水…800ml
・じゃがいもの周りに、包丁でぐるっと2周十字になるように3mm程の切り込みを入れたら鍋に入れる。
・ひたひたの水を注ぎ強火にかける。沸騰後、フタをして弱火で串が入るまで30分煮込む。
・じゃがいもをザルにあげ、手で触れるくらいになるまで粗熱を取る。
・皮をむき、縦半分に切る。鍋に入れ、ひたひたの水を入れたら火にかける。
・沸騰したら弱火にして、にんじんにすっと串が入るまで20分ほど茹でる。ザルにあげて粗熱を取る。
・軸と頭の部分を切り落とし、縦半分に切る。ラップで包み、レンジ(600W)で30秒加熱する。
・大人が下準備したじゃがいもと玉ねぎの皮をむき、すべての野菜を包丁で切る。
・鍋にサラダ油を熱し、にんじん、玉ねぎを炒める。
・火を止めて、水を入れ、ルーを割り入れる。ルーが完全に溶けたら再び弱火でとろみがつくまで煮込む。
・玉ねぎは加熱しすぎると柔らかくなってぬめり気が出てしまい、安定して切れません。シャキッとした硬さを残してください。
・フライパンでの調理が心配な場合は、深鍋付きのホットプレートを使用すると、フチが高温になりすぎないので、小さいお子さまでも安心して調理できます。
・調理後はお子さまも気が緩んでいるので、後片付けで包丁を洗う作業は大人がやってあげましょう。
※ 記事のメイン写真はこちらのレシピをイメージして選定させていただきました。
下準備で軽く加熱しておくことで、子どもでも切りやすい硬さになり、煮込む時間も短縮できます。また、生肉を使用しないレシピなので、時間がかかってしまっても衛生的に調理できるのも嬉しいポイントです。
包丁を使えるようになると、一緒に作れる料理の幅がぐっと広がります。ぜひこの夏、お子さんとチャレンジしてみてくださいね!
クックパッドが監修するオリジナルの食育絵本が毎月1冊届くサービス(月額750円)です。 絵本で楽しく気軽に食育してみましょう!
>>詳しくはこちら
ふだんの生活を想定しながら、簡単な質問に答えるだけであなたにピッタリな「食育方法」 がわかります! 何から始めたら良いかわからないという方はぜひチェックしてみてくださいね!
>>さっそく診断してみる