忘年会や新年会など、ご馳走が並ぶ年末年始は美味しい誘惑がたくさんで、今ごろになってちょっと後悔していませんか。そんな人は、健康的で即効性の「塩抜きダイエット」をちょっと試してみてはいかがでしょうか?
塩抜きダイエットの方法は、とっても簡単なので誰でも始められます。普段の食事から塩を抜くだけという、名前通りのダイエットスタイルです。料理を作るときには、必ず塩を抜いた味付けを行います。
ここで重要なのは、塩だけでなく、醤油やソース、コンソメ、ドレッシング、ケチャップなどの調味料も使用しないことです。市販の出汁にも塩分が多く含まれているので、出汁を取るときには、手間はかけて自分で取るようにしましょう。どうしても醤油などの調味料が必要な場合は、無塩のものならOKなので、塩分が含まれている調味料は徹底して避けておいてください。
塩分を多く摂取すると、むくみの原因になったり、食欲が増してしまったり、高血圧になったりと、体に悪いことばかり。つまり、塩を抜くことで、今挙げた反対の効果を得ることができます。
塩分過多は、痩せにくく太りやすい体質にしてしまい、血流が悪くなって老化しやすい状態にしてしまいます。いくつになっても美しくキレイでいたい人にとって、塩分の摂りすぎは致命的なものと言えるでしょう。
料理を作るときの味付けだけではありません。実はパンや練り製品、缶詰、ハム、ベーコン、麺類などにも塩分は含まれています。当然スナック菓子も塩を使用しているので、加工食品と併せて避けるようにしておきましょう。
「じゃあ何を使えばいいの?」という声が聞こえてきそうですが、塩が含まれていないものであれば、何でも大丈夫です。味付けをする際には、唐辛子やカレー粉、胡椒などの香辛料を使うと味が引き立ちますし、にんにくやハーブ、レモン、しょうが、オリーブオイル、ごま油などでも良い味付けができます。
さっそく塩抜きダイエットにトライする人は、次に挙げる点に気を付けておきましょう。
1.ダイエット中は野菜や果物を積極的に摂取する
2.なるべく水分を多く摂る
3.3日以上続けない
塩抜きダイエット中に野菜や果物を摂るのは、体内の塩分を排出する作用のあるカリウムを摂取するためです。野菜などにはカリウムが豊富に含まれているので、塩抜きダイエットには働きかけてくれます。また、水を多く飲むことによって、体内の塩分を薄めることができます。
とにかくこれだけは気を付けないといけないことが、3番に挙げた3日以上継続しないことです。塩分が長期的に不足すると命にかかわってしまいます。麻痺や発作が発症したり、神経伝達が出来なくなったりして意識を失う可能性があるので、3日以上継続しての塩抜きダイエットはしないようにしておきましょう。
専門家の元で行う場合も、しっかりと管理し、何かの症状が出た場合は直ちに受診するようにしておいてください。
以上が、塩抜きダイエットの方法と注意点です。手っ取り早く痩せたい、いつもダイエットが長続きしないという人には、最適な方法になると思うので、ぜひ試してみてくださいね。 無塩の食事にするのが難しいなら、まずは減塩から始めてみるのも良いかもしれませんよ。(TEXT: 川崎真佑美/ライツ)