生後7カ月になると悩むのがどうやって離乳食をステップアップさせていくかです。離乳食インストラクター協会代表の中田馨さんのWEB上離乳食レッスン・第19回目のテーマは「移行期に使えるテク」です。
こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。「今まで離乳食をパクパク食べていた赤ちゃんが、大きさや固さを変えたら急に食べなくなった!」とママからの相談を受けることがあります。赤ちゃんの気持ちになってみると、昨日まで裏ごしのなめらかな離乳食だったのが、いきなりみじん切りになってビックリしているのかもしれませんね。
離乳食を次のステップに進めるための準備期間を「移行期」と言いますが、移行期にちょっと工夫すると、とてもスムーズに離乳食が進みます。今日はそのテクニックを紹介しますね。
まず大切なことは、目の前にいる赤ちゃんの発達に合わせることです。例えば、離乳食の本などには7カ月から中期と書いているけど、あくまでそれは目安。ちゃんの発達には個人差があるので、7ヶ月になってようやく上手にゴックンができるようになってきたばかりという場合もあると思います。そんな時は、7カ月を過ぎてもしばらく初期のままでOK。口の中の発達が整ってきたかなと感じたときが次のステップへの移行のサインです。
急に食べ物の大きさや固さを変えると、すんなり受け入れてくれる赤ちゃんもいれば、ビックリして食べられなくなる赤ちゃんもいます。赤ちゃんがビックリしないように進めるにはどうすればいいでしょう?
おかゆは徐々に水の量を減らしていきます。例えば、初期から中期に移行する場合は、 10倍がゆから7倍がゆにいきなり変えるのではなく、徐々に7倍がゆにしていくと赤ちゃんも食べられるようになることが多いです。
このように少しずつ進めていくとママも赤ちゃんも準備ができていいですね。
食べ物の大きさを徐々に変えていきます。例えば生後7〜8カ月は3〜4ミリ角くらいのみじん切りが適切と言われていますが、慣れないうちは1〜2ミリ角から初めてみるのも手です。
上記のように裏ごししたものに混ぜて与えることで、いきなり固形のものだけを与えるよりも赤ちゃんが食べやすくなります。