【学生筋肉料理人・だれウマさん伝授】思わずウマッチョと言いたくなる！手を抜いてもおいしいごはんづくりの3つのルール

僕が料理をする時に意識しているのは、「調理手順を減らすこと」と、「スーパーで買える食材を必ず使うこと」です。
レシピを見た時に、手に入りにくい食材が書いてあったり、工程がすごく多いと、それだけで料理をする気がなくなってしまいますよね（苦笑）。だから、僕のレシピは大体工程は3つ、多くても4つまでです。やらなくていい作業はとことんやらないようにしています。

といっても、なんでもかんでも省くというわけではありません。工程は簡単になったけど、味がおいしくなくなったというのは絶対に嫌なので、味に影響がないところだけ手間を省いて、確実においしくなるものを作っています。

料理をしていると「この手順、必要なん？」と思うことってありますよね？ そこで生まれた疑問や悩みを解消していくことで、料理がラクになっていきます。

例えば、角煮を作る時に、だいたいのレシピは豚肉の下茹でをしますが、僕のレシピは一気に焼いて、そのあとに煮ていく。その方法なら下茹でなしでもプルプルに仕上がります。そのほか、から揚げはお肉に下味をつける時にポリ袋を使えば味がなじみやすく、漬け込む時間を短縮することができますよ。

たくさんの調味料を使わなくても「めんつゆ」があれば、おいしい料理がいくつも作れます。僕は醤油やみりんを使う料理はめんつゆで代用していて、先日も牛丼を作りました。

めんつゆだけではちょっと物足りない、リピートし過ぎで飽きてしまうという人には、「ごま油」を足してみるのがおすすめです。ごま油って初心者にも使いやすい調味料ですし、豚汁などの汁物にごま油を足すだけでも味が変わっておいしいですよ。 材料も少なく、レンジで作れるので手軽ですし、オリーブオイルではなく、ごま油を使うことで風味もアップします。

煮込みや茹で時間が必要な料理は、電子レンジを活用することで、時間を大幅に短縮することができます。また、パスタは電子レンジを使えば、麺もソースも一度に完成し、洗い物が少なくてすみますよ。

さらに、ホワイトソースを作る時にも電子レンジはおすすめです。ホワイトソースは鍋で作るとダマになりやすく、初心者の方は特に難しいと感じると思うんですけど、それが電子レンジで作れちゃうんです！ 突沸には注意して、様子をみながら加熱してくださいね。

ガッツリ系の「ずぼら飯」のほかにも、体のために「低糖質レシピ」もよく作って食べています。実は、筋トレを始める前、3歳から高校卒業まではずっと水泳をやっていました。その時に、きれいな体を維持するためには「栄養・睡眠・運動」が大切だということを知り、それ以来、ごはんを作る時は栄養のことも意識するようになりました。

低糖質レシピの中で、最近よく食べているのは「ササミとキャベツの塩昆布レモンあえ」です。電子レンジで作れるのでとっても簡単ですし、ごま油を使うので風味も良くて食べやすいですよ。 低糖質・高たんぱくのレシピは僕のように筋トレをしている人だけでなく、ダイエット中の方にもおすすめです。

これまでは筋トレ、料理が大好きな大学生として活動していましたが、これからは料理研究家としてもっと料理の楽しさ、喜び、食べる幸せを多くの人に届けていけたらと思います。
今年は自粛期間中に僕のレシピ動画を見て、お子さんと一緒に料理に挑戦したという方も増えたので、今後は、小さい子もできる火や包丁を使わないレシピもどんどん作っていきたいです。

だれウマさんの最新レシピ本には、先ほど紹介した一人暮らしの人や料理初心者でも気軽に作れる“がっつり飯”のほか、子どものおやつにもピッタリのスイーツレシピも充実。料理初心者にとってハードルが高いお菓子作りも、だれウマさんのレシピなら、本当にだれでもウマく作れます！気になった方はチェックしてみてください。

「『幻のドーナツ』は材料3つで簡単にできますし、ふわふわでバナナの甘みがたまりません！真っ黒になってしまった熟れたバナナを使うと甘みが引き立ちますし、熟れているので生地にもなじみやすいですよ」（だれウマさん）

筋トレが大好きな料理研究家。チャンネル登録者数50万人を誇る自身のYouTubeチャンネル「だれウマ/学生筋肉男飯」で日々料理動画を配信中。初著書は、8万部を超えるベストセラーとなる。

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