今回は、おいしいまぐろの見分け方や種類別の特徴、また種類別のおいしい食べ方について、豊洲市場内にある鮪専門仲卸「矢島商店」の岡野さんと、清澄白河で鮮度の良い魚を使ったお弁当屋さんを営んでいる「築地やまの」砂原さんにお話を聞きました。日々、多くのまぐろを扱っているお二人のお話は必見です。
今年は外食の機会が減り、自宅で食事を楽しむという人が増えました。これまでなら普段は買わなかったような食材を購入し、自分好みに調理したり、お酒と合わせたり、 新しい食の楽しみ方を発見したという方も少なくないのでは?
「今日はちょっと奮発しよう!」と思ったとき、“まぐろ“が思いつくという方も多いかと思います。まぐろを買うとき、みなさんはどんなポイントを重視しますか?
(上から本マグロ、メバチマグロ、インドマグロ)
普段あまり意識していないかもしれませんが、私たちが日頃スーパーや魚屋さんで見るまぐろには、いろいろな種類があります。その中でもメジャーなのが「本マグロ」「インドマグロ」「メバチマグロ」の3種類。
それぞれどのような特徴があるのか聞いてみました。
お寿司屋さんでよく使われるのがこのまぐろ。程よい酸味と脂のノリがいいのが特徴。贅沢したい日にぴったりです。
独特のねっとりした品質と脂の甘さが特徴。特に大トロはスジもやわらかく食べやすいです。
比較的、さっぱりしていて食べやすいのが特徴。スーパーでよく売られていて、値段も手頃なので、食卓に並ぶのはこのまぐろが多いかもしれません。
「どのまぐろもそれぞれの特徴を知ってから食べると、味わいも変わってきます」(岡野さん)
なお、まぐろを選ぶ際は、赤身が色鮮やかで、ドリップ(水分)が出ていないかをチェックすると良いそうです。
まぐろはお寿司か刺身で食べるという方がほとんどかと思いますが、ひと手間加えると、また違ったおいしさが楽しめます。自宅ではせっかくなので、いつもと違う食べ方をしてみてもいいかもしれません。
「まぐろの脂の部分をバーナーで炙ったり、カルパッチョにして食べてもおいしいですよ! また、しっかり火を通してステーキにするのもおすすめです」(岡野さん)
「強火で焼いたり、揚げ物にするのもおいしいです。うちには、小麦粉をまぶして揚げたまぐろのおかずが入ったお弁当があるのですが、とても人気があるんです」(砂原さん)
まぐろの唐揚げ、一度食べたらやみつきになりそうですね!
通年で見かけるまぐろですが、実は旬があるって知っていましたか? 種類や漁獲される場所によって、一番おいしい時期が違うんです。
「生の本マグロだと、これから冬の時期は津軽海峡で獲れるものがおいしいです。春先には紀州、夏場は鳥取で獲れるもの。脂がのっているので、生で食べるのがおすすめ。秋口はメバチマグロのおいしい季節です」(岡野さん)
身近なまぐろですが、意外に知らないことがたくさんありました。種類や旬を知ることで、よりおいしく食べることができそうですね!
(TEXT:上原かほり)
築地やまの
世界有数の漁場「玄界灘」で育つ鷹島の本まぐろ。こだわった餌、厳しい環境が育んだ身質、鮮度を保つ特別な処理をし、おいしさをそのままに届けている。
「クックパッドマート」アプリ内で、記事で紹介した本マグロ・メバチマグロ・インドマグロの『3種のまぐろ食べ比べセット』が注文できる特別企画を11月13日(金)まで開催中! 購入は特設ページ、またはiOS「クックパッド」アプリからも可能です。クックパッドアプリ画面下部の「かいもの設定」アイコンから進んでくださいね。
また、取材に協力してくださった「矢島商店」さんと「築地やまの」さんが登場する動画、「豊洲市場で3種のまぐろ食べ比べてみました」をYouTubeで公開しています。ぜひ特設ページをチェックしてみて♪
クックパッドマートは、生産者と消費者をつなぐ生鮮食品ECプラットフォームです。地域の生産者が販売する食材を、1品から送料無料で、出荷当日に新鮮な状態でお客様へお届けします。 商品は、店舗や施設に設置された生鮮宅配ボックス「マートステーション」の中からお好きな場所・お好きな時間でピックアップすることができます。2020年4月より一部地域において自宅への宅配(有料)も開始。ピックアップ・宅配の2つの手段からライフスタイルに合わせたご利用が可能です。
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