天気予報をみていると、この週末は真冬並みの寒さが日本列島をおおうようです。とくに北日本や日本海側では低気圧の影響で、寒気だけでなく荒れもようになるとのこと。ついに冬将軍が本気を出しはじめましたね。縮こまった体を暖めてくれる料理を見つけましたよ!
寒い地域には先人たちの残してくれた英知の結晶があるはず!凍える体を暖めてくれる知恵のつまった料理、それが「納豆汁」です!じつは筆者ははじめて耳にする料理名です。納豆は好きでよく食べますが、体を暖めてくれるイメージも、汁に入れるイメージもありません。
とにかく気になる「納豆汁」とはどんな料理なのでしょうか。調べてみると、納豆汁は山形県や秋田県、岩手県などの東北地方で広く食べられている、納豆を加えたみそ汁の一種だそうです。山形では、1月7日に七草粥の代わりに納豆汁を食べる習慣もあるのだとか。また、その歴史は古く江戸時代には、日本各地で食べられていたという文献も残っています。
各地域によって、作り方に多少の違いはありますが、納豆をすりつぶしてみそ汁に溶いていれるのが多いようです。いつものみそ汁に納豆を入れるだけという手軽さ。また、納豆によってとろみがつくため、保温効果もあり、いっそう体が温まりまりそうです。
「納豆、味噌の原料大豆のイソフラボンは血流を促進する働きがあります。寒さで血流が悪くなりやすいこの時期に、手足の指先まで血液が行き渡るため、とくに女性に多い末端冷え性にうれしい効果がありますよ。また、納豆菌の善玉菌で腸内環境が整うと免疫機能も向上するため、風邪もひきにくくなるなど、先人の知恵が満載ですね」