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素敵なお料理をInstagramへたくさん投稿されている、モデルの高山都さん。年齢や体調の変化とともに食との向き合い方も変わってきたそう。そこで今回は、無理せずに料理を楽しむためのヒントと、一人暮らしでもチャレンジしやすいレシピを教えて頂きました。
そんな私がカラダの声に耳を傾け、自分にしっくりくる食材としてたどり着いたのが「玄米」です。
食物繊維やビタミンなどの“栄養”という服を着ているのが「玄米」で、その服を脱がせたのが「白米(=精米)」だと知人から聞いたことがあります。栄養が豊富で、忙しい朝でもおにぎりと汁ものさえ食べれば、さらに魚や野菜など何品もおかずを用意しなくても満足いく食事が作れますよ。
そんな玄米ご飯のおかずにぴったりなのが、戻した「切り干し大根」を柚子胡椒とマヨネーズで和えるだけのレシピ。
切り干し大根は煮物のイメージが強いですけど、サラダにしても、洋風に味付けしてもおいしく仕上がります。戻すだけで食感もシャキシャキしておいしいし、日持ちもするからストックしておくといいですよ。切り干し大根は大根の甘みが強くて、ふつうの大根よりもマヨネーズと柚子胡椒のパンチに負けません。
切り干し大根……30g
ツナ缶……1個
【A】
マヨネーズ……大さじ1と1/2
柚子胡椒……小さじ1/3
七味唐辛子……適量
1.よく洗った切り干し大根をたっぷりの水で戻し、ぎゅっと水気を切る。
2.ボウルに【A】を合わせ、1と汁気をきったツナ缶を入れて良く和える。器に高さを出すように盛り、お好みで七味唐辛子を散らす。
あと、これからの季節にぜひおすすめなのが「大葉のジェノベーゼ」。バジルのジェノベーセソースを作る場合、大量のバジルをスーパーで購入するのは大変ですが、大葉ならたくさん買ってもあまり値段もかさまず、調理もしやすい。出来上がったソースは、お刺身にかけたり、パスタにしたり、応用も効きます。
大葉……70枚くらい
塩……小さじ1
ニンニク(粗く刻む)……1かけ
松の実……20g
パルミジャーノチーズ……30g
オリーブオイル……120ml
1.茎をきった大葉を洗い、しっかり水気を切る。
2.材料をミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌する。味見をしながら、塩加減を調整。
また、私のレシピでは松の実を使っていますが、もし手に入らない場合は、くるみやアーモンドなどのナッツ系や、練りゴマでも代用できます。香ばしいものを入れてあげると、大葉独特のえぐみがとれて味が丸くなるので、ぜひ入れてみてください。
一度に食べきれない場合は、小分けにして冷凍すれば食べたい時に解凍して使えるので、忙しい人も使いやすいと思います。まだまだこれからもおうち家に長くいる時間が増そうなので、こういう保存の効くソースをストックしておくと便利ですよ。
特に2020年は、今までには経験したことのないような毎日で世界中が重たい雰囲気でしたよね。人の目線が気になったり、比較されたり、窮屈で生きづらく、息が詰まるような場面も多くあったと思います。でも、そんな暗い雰囲気に飲まれてしまってばかりいては人生もったいない。暗い空気を周りのせいにするのではなく、自分という軸をしっかり持ちながら、怒涛の時代をうまく乗りきっていきたいと思います。困難なことが起こっても引きずらない。そうやって前に進んでいきたいです。
(TEXT:河野友美子)
『高山都の美 食 姿 3 ココロもカラダも「いい姿勢」。』(双葉社)
『高山都の美 食 姿 4 わたしが「作って」「食べる」理由。 』(双葉社)
1982 年生まれ。大阪府 出身。ライフスタイルモデル、ドラマや舞台の出演、ラジオ番組のパーソナリティなど幅広く活動。趣味は料理とランニングと器集め。自身のインスタグラムでは「#みやれゴハン」として日々のごはんを投稿している。おいしいものと音楽、お酒とランニングをこよなく愛す。 著書に『高山都の美 食 姿「したたかに」「自分らしく」過ごすコツ』と、第2弾となる『高山都の美 食 姿2「日々のコツコツ」続いてます。』がある。
Instagram>>miyare38
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