自粛生活もいまだ終わりが見えず、自宅で過ごす時間は増すばかり。外に出て食事をする機会も減っている今こそ、自宅の食卓でお店のクオリティを楽しめたら嬉しいですよね。今回はリモートワークのおともに、食後のデザートタイムに、と自宅で味わう機会も増えている「コーヒー」について特集します! おいしいコーヒーの淹れ方や抽出アイテムについて、ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ バリスタのSakiさんにお話を伺いました。
アメリカで発祥し、サードウェーブコーヒーの代表格として日本に上陸。当時そのおいしさが大きな話題となったブルーボトルコーヒー。今年で日本上陸6周年を迎え、国内店舗数も20店舗と増えていることからも、多くの人から愛され続けていることがうかがえます。そんなブルーボトルコーヒーではコーヒーを淹れる際、どのようなこだわりがあるのでしょうか?
「ブルーボトルコーヒーではコーヒーを淹れるレシピがあるんです。コーヒー豆やお湯の量、抽出時間が細かく決められていて、レシピ通りに淹れることでいつでも均一のおいしさをご提供できるようにしています」(Sakiさん)
お店のコーヒー豆を使ったのに、自宅で淹れるとお店のようなおいしさにならない、なんていう経験をしたことのある方も多いはず。そんな悩みも抽出レシピがあれば解決できそうですね。今回は特別にブルーボトルコーヒーの抽出レシピを教えていただきました。
ブレンドコーヒーの粉……28〜30g
水……600〜700ml(使用するのは350ml)
1. 水を沸騰させて、ケトルにお湯を移す
一度湯通しをしたケトルにお湯を移すと、抽出適温の93度前後になります。
2. フィルターにコーヒーの粉を入れ、コーヒーの粉を平らにならす
ならすことでバランスよくお湯をかけることができます。
3. カラフェにドリッパーをセットし、スケールの上に乗せ、設定をゼロにする
いつでも均一なおいしさのコーヒーを入れるには、時間と重さをきちんとはかることが大事。おうちで淹れるときは、スケールとスマートフォンのストップウォッチ機能があると便利です。
4. コーヒーの粉に40〜60gのお湯を注いで、30秒蒸らす
蒸らしはコーヒーに含まれるガスを放出し、コーヒー豆の味わいを出しやすくする大事な工程です。
5. 残りのお湯を100gずつ3回に分けて注ぐ
コーヒー豆にバランスよくお湯をかけるために内側から外側、外側から内側を円を描くように注ぐことがポイント。一度につき10秒程で100gのお湯を注ぎましょう。コーヒーの粉の表面が注いだお湯から出るか出ないかくらいになったら、次のお湯を注ぐ合図。
6. 計350gのお湯を注いで、310gほど抽出できたら完成
豆がお湯を吸うので、準備したお湯の量よりも少なく仕上がります。
「おうちで淹れるときは、時間や量は大体でもOKですよ。お店ではこのレシピでコーヒーを抽出していますが、好みに応じていろいろなレシピで淹れてもらえたら、さらにコーヒーの楽しさを知っていただけると思います」(Sakiさん)
お湯の注ぎ方や蒸らし時間など、抽出の工程には様々なこだわりがありますが、特にコーヒーをおいしくするための大事なポイントについて伺いました。
「コーヒーを淹れる際、コーヒーの粉とお湯の量が味の決め手になります。その量でコーヒーの味が濃くなるのか、薄くなるのかが決まるんです。ブルーボトルコーヒーでは複数の品種の味の濃さやバランスを楽しむブレンドなら28〜30gの豆に対して350gのお湯が目安。浅煎りでスッキリとした味わいのシングルオリジンは22〜23gの豆に対して350gのお湯で抽出し、風味を引き出しています」(Sakiさん)
自宅でコーヒーを淹れるために、普段お店で使っているアイテムを教えていただきました。
コーヒーを抽出する際、スケールを使用しています。スケールの上で抽出することで、注いだお湯の量をはかることができるんですよ。
お店では蒸らし時間と抽出時間をタイマーで計測できるスケールを使用しています。自宅で淹れる際はスマートフォンのストップウォッチ機能で代用できますよ。
様々な素材のドリッパーがありますが、ブルーボトルコーヒーではオリジナルの有田焼のドリッパーを使用しています。職人の手作りで、世界のブルーボトルコーヒーで使われています。
ブルーボトルコーヒーでは竹の繊維で作られているフィルターを使用しています。
カラフェにドリッパーをセットし使用します。
最近では様々な素材やデザインがあるので、自分好みのアイテムを見つけることでコーヒーを淹れる時間がさらに楽しくなりそうですね。また、ブルーボトルコーヒーでは器具がなくてもおいしいコーヒーを楽しめるように、インスタントコーヒーも販売があるそう。お店の味をより手軽に楽しめそうですね。
お店にはたくさんのコーヒー豆が売っていますが、違いがわかりにくいのも悩みのひとつ。どうやって自分好みのコーヒーを見つけたらいいのでしょうか。
「カフェのバリスタに相談してもらうのが一番良いかと思います。好みの味はもちろん、朝や休憩中など飲みたいシーンや、その時の気分などを教えていただけたら、それに合ったコーヒーをご提案させていただきますよ」(Sakiさん)
動画ではコーヒーの淹れ方がさらにわかりやすく解説されています。ぜひ試してみてくださいね。ルーティーンになりがちな自粛生活。おいしいコーヒーの味や香りはもちろん、コーヒーを淹れる工程も一息つけるリラックスタイムになりそうですよ。
(TEXT:小菅さちえ)
ブルーボトルコーヒー
美味しいコーヒーをより多くの人に届けるために、私たちは世界中からスペシャルティコーヒーを探し求め自社焙煎し、旬のタイミングで提供しています。素材や製法にこだわって作ったスイーツはコーヒーとのペアリングもお楽しみください。
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