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コラム

つけ汁だけじゃない。デザートや副菜にも使える「そばちょこ」の魅力

【プロがすすめるキッチンアイテム Vol.2】食卓を鮮やかに彩るうつわ、質の良いこだわりの料理道具や調味料などの食材。毎日の料理を楽しくしてくれるようなお気に入りのアイテムを持ってみたいと思うものの、どれをチョイスすればいいのか迷ってしまいますよね。そこで、素敵なうつわ・料理道具・食材をその手で生み出しているクリエイターさんたちに、おすすめの品とその楽しみ方をお聞きしました。第二回目の今回は、神奈川県小田原市でご夫婦で陶芸工房を営んでいるキカキカク村山匠さんにお話を伺いました。

出番が多くなる「うつわ」選びのコツ

−−Instagramでうつわを使った素敵な食卓写真を紹介されているキカキカクさん。うつわ初心者でも使いやすいおすすめのうつわはありますか?

おすすめはそばちょこです。名前の通りそばでつけ汁を入れて使ううつわですが、そばちょこは昔から「一器多用」と言われるほど用途が広いので、意外と気軽に使えるんです。

レンジや蒸し料理にも使えるので冬場なら茶碗蒸しに。夏場ならアイスを入れて冷凍庫に冷やしておいて、おやつに食べるとキンキンに冷えておいしいです。

−−蕎麦以外にも使えるのは画期的ですね!

食べ物だけでなく、自分たちは家や仕事場で毎日飲むお茶やコーヒーのカップとしても使っていますよ。 キカキカクのそばちょこは飲み物や小鉢にも使えるように、普通のそばちょこより少し大きめに作っているんです。

お客様の中には、欠けてしまったものに土を入れて多肉植物の鉢に使ってくださっている方もいらっしゃいました!

重なりが良くなるよう制作しているので食器棚の中でも場所を取らないかと思います。 自宅では棚の一番手前に置いてあり、息子のフルーツやゼリー、ヨーグルトを出すときもつい使ってしまっています。

食卓にメリハリが出る角皿

−−では主菜のうつわはどういうものがおすすめでしょうか?

シカクトレー(長角皿)は用途が広いのでおすすめです。魚の切り身がちょうど乗る長角皿で、主菜だけでなくおつまみや一品料理にも使えますし、一人ひとりに取り分ける銘々皿としても使えます

主菜なら魚の切り身や焼き鳥。主食ならサンドイッチ、おにぎりと漬物。デザートだったらロールケーキ、クッキーに生菓子と、乗せる物を選ばないのが魅力です。

D4bcb091436885ac6ccead128115f7f7 和洋エスニックと様々な料理が並ぶ現代の食卓に向け使いやすい色味や形になっているキカキカクのシカクトレー

また、丸いうつわが多くなりがちな食卓に角皿がひとつ加わると、リズムが生まれて盛り付けも上手に見える気がします。

重なりやすく、軽くなるよう高台も省いていますので、普段使いとして使い勝手の良いうつわだと思います。

−−形だけでなく、藍色の色味や柄も素敵ですね

染付と言って白地に成形したうつわにコバルトを原料とした呉須(ごす)と言う絵具で手作業で柄をつけて作っています。染付の総柄のうつわは一見派手に見えますが、コバルトの絵具は和食のお醤油の色に合うために好まれ発展してきたと聞いたことがあります。

色味が少ないシンプルなお料理、卵焼きのような一品でも寂しくならずに映えるのが魅力ですね。

−−最近も人気があるんですか?

そうですね。コロナ禍で個別に盛り付ける機会が増えたからか、最近では家族分をまとめて揃えられる方が増えたように感じます。タマネギ柄・ハス柄・ウリ柄・クレマチス柄を定番に制作していますが、別柄でご家族の好みの柄を揃える方も多いですね。

食卓をときめかせるうつわテクニック

−−では他に、盛りつけや合わせ方でアクセントになるうつわの使い方があれば教えてください。

先ほど紹介したそばちょことシカクトレーを合わせてカップ&ソーサーにように使ってくださる方がいて、オシャレだなぁと思いました。スプーンやちょっとしたお菓子をおけるのが便利なようです。

−−いいですね! うつわを重ねるだけで自分用のおやつもカフェっぽくなりますね!

持っているうつわを組み合わせるだけなので簡単ですよね。自宅の食事がオシャレに演出できると言う点では、カトラリーレストにフォークスプーンを置いて添えるのもおすすめです。ワンプレート麺や丼も、きちんとした食事という気持ちになって好きです。

他には、使い方に悩みがちなまめ皿は、お盆に並べてそれぞれ違うおつまみを添えると、居酒屋気分が楽しめますよ!

−−自宅生活で自炊が増えて、メニューや盛り付けがマンネリしがちな今こそ便利な使い方ですね!

そうですね。家での食事がちょっとときめいたり、テンションがあがるようなうつわ作りを心がけています。 たとえお惣菜でも冷凍食品でもおにぎりひとつでも、盛り付けに凝らなくても染付のうつわで料理に彩りが加えられたら嬉しいですね

(TEXT:小菅さちえ)

キカキカクさん

キカキカクは夫婦で営む小さな陶工房です。 「生活にときめきと彩りを」そんなものづくりを目指し、すべて手作業で陶器・陶雑貨を制作しています。 オンラインストア・クラフト市・展示会等での販売をメインに活動中。

[制作・デザイン]
渡辺 愛 watanabe ai
1984年生まれ。静岡県出身。筑波大学芸術専門学群ビジュアルデザイン学科卒業。トランプ、チェスなどの輸入玩具商社退職後、作陶の道へ。
2012年、愛知県立窯業高等技術専門校卒業。
2013年、美濃焼陶磁器メーカー企画室就職。
2014年、夫を巻き込み神奈川県小田原市にて独立。

[制作]
村山 匠 murayama takumi
1983年生まれ。千葉県出身。料理が趣味。

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