先日、クックパッドニュースでご紹介した「納豆汁」。日本に古くから伝わる郷土料理として、さらに納豆に体を温める効果があるということで大注目を浴びました。今回は、その納豆汁の韓国版ともいえる「納豆×キムチ」の鍋をご紹介します。
韓国といえば、日本に勝るとも劣らない冬場の寒さがきびしい国ですね。そんな韓国で古くから食べられていたのがたっぷりのキムチ・肉・野菜などを煮込んだチゲ鍋。食べると汗が出るほど体の芯から温まり、日本でもポピュラーな鍋料理として、もはや冬には欠かせない一品となっていますね。
チゲ鍋で重要なスープの味の決め手となるのが、キムチと味噌の一種であるコチュジャン。韓国のある地方には大豆を発酵させて作った「チョングッチャン」という味噌があります。いわゆる日本の納豆にあたるものであり、このチョングッチャンを用いて作るチゲ鍋が、韓国版納豆チゲ(チョングッチャンチゲ)なのです。
日本ではチョングッチャンを手に入れることはなかなか難しいですが、実は納豆で簡単に代用することができるんです。
まだまだ寒い2月、いっしょに体を温める効果が期待できる納豆とキムチの鍋をたくさん食べて乗り切りましょう!!
(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:『韓国 オモニの食卓』(PARCO)