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東南アジアに位置するマレーシアは、マレーシア、中国、インドの三大民族を柱とする複合民族国家。そのため、これらの国の本格料理が楽しめる「グルメ天国」なんです。そんなマレーシアでは、いったいどんな朝ごはんを食べているのでしょうか?
マレーシアでは主にマレー料理、中華料理、インド料理、ニョニャ料理を食べることができます。マレー料理はココナッツや唐辛子などの香辛料を使ったスパイシーな味つけで、イスラム教の教義上、豚肉は使わず、鶏肉や魚、野菜が中心です。サテ、ナシゴレン、ミーゴレンなどのメニューは日本でも人気ですよね。
中華料理とインド料理はみなさんもご存知のとおりですが、ニョニャ料理という名前を初めて聞く人も多いのではないでしょうか?これは中華料理とマレーシア料理が融合したもので、15世紀に中国から渡ってきた中国人と地元のマレー人女性が結婚して生まれた子孫のことを男性はババ、女性はニョニャと呼ぶことから、ニョニャ料理と名づけられたそうです。
美食の国・マレーシアで国民食といわれるほど人気の朝ごはんがあります。それが「ナシレマ」。ココナッツミルクで炊いたご飯の上にサンバルという辛い調味料、ゆで卵、きゅうり、ピーナツを添えたもの。屋台ではこれをバナナの葉っぱに包んで売っているそう。
ココナッツに含まれる脂が多いことから「ナシ=ご飯」「レマ=脂」と呼ばれるのだとか。よく混ぜて食べるとココナッツの甘みと塩味や辛みがなじみ、病みつきになってしまうそうですよ。
インド系の人に人気のメニューがロティチャナイ。水で溶いた小麦粉を伸ばしてたっぷりの油で焼いたもので、これにカレーをつけながら食べるそう。薄くてサクサク、カリカリした食感で、バナナや卵を混ぜたアレンジバージョンもあるとか。現地に行ったらぜひ焼きたてを食べてみてくださいね。
(TEXT:川端浩湖)
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