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コラム

【2月の果物】いちご・りんご・ぽんかんについて知っておこう!

ショートケーキの上にのっかったいちご。一年中ケーキに欠かせないフルーツですが、今がちょうど旬。そのほか、りんごやぽんかんも1年で一番おいしい季節になります。それらの果物の特徴や栄養についてご紹介します♪

いちご


いちごにはさまざまな品種があって、大きさや味、色などが違います。最近では「とちおとめ」「あまおう」「紅ほっぺ」が有名ですが、かつては「女峰」や「とよのか」が主流でした。

いちごの特徴

いちご狩りにいくと、茎になっているいちごの姿が見られます。じつは、いちごの実は表面のツブツブの部分。この種と勘違いしてしまいそうな部分が実なのです。ふだん食べているところは、めしべが大きくなったものにあたります。「とちおとめ」は栃木県や茨城県、「あまおう」は福岡県、「紅ほっぺ」は静岡県など、品種によって産地が変わってきますが、全国的に作られている果物です。

いちごの栄養

いちごはビタミンCが豊富で、5〜6粒食べれば1日の必要量がほとんどとれてしまうほど。ビタミンCはウイルスに対する抵抗力を高めてくれるので、風邪の季節は特にとりたい栄養です。

いちごの保存法

へたを下にしてポリ袋か保存容器に入れ、密閉した状態で冷蔵保存。押されるとそこから傷むので、いちご同士を重ねないように注意します。

いちごのおすすめレシピ!

いつもの練乳がけにきなこをプラスしたら、和カフェメニューに! やさしい甘さなので、小さい子どもから大人まで幅広く愛される味です。

いちごがたくさん手に入ったらジャムにしては。トーストやスコーン、ヨーグルトやアイスなどなどに。酸っぱいいちごもおいしくなります。


りんご


いちごと同様、さまざまな品種があります。なかには「つがる」などのように9月頃が旬のものもありますが、一番多く作られている「ふじ」を始め、おおむね秋から冬にかけて旬を迎えます。りんごは種類によって表面がベタベタしたり、つるつるしたりしていることがあります。これは人工のワックスではなく、りんご自身から出ている天然成分のせい。食べごろになったというサインでもあります。

りんごの特徴

アダムとイブの話に登場するくらい、古くから食べられてきた果物です。木になった、実の部分を食べます。半分以上が青森で作られていて、そのほか長野や東北地方、北海道など主に寒い地方が産地となります。

りんごの栄養

ペクチンやセルロースといった食物繊維が豊富なので、便秘解消に役立ちます。そのほか、取り過ぎた塩分を調整するカリウムなどを含みます。

りんごの保存法

新聞紙に包んで冷暗所か、新聞紙+ポリ袋で密閉して野菜室へ。りんごは日持ちがいい果物で、上手に保存すれば1カ月ほどもちます。

りんごのおすすめレシピ!

生もいいけど、電子レンジ+トースターでお手軽焼きりんごで、いつもと一味違うデザートに。とろ〜りとした食感がくせになります♪



ぽんかん


最近人気の「デコタンゴール(デコポン)」の親にあたる柑橘類です。濃い橙色のごわごわとした皮と、強い甘みと香りが特徴。手で皮がむけて薄皮ごと食べられるので、柑橘類の中でも食べやすい部類です。

ぽんかんの特徴

他の柑橘類と同様に、木になった実を食べます。インドが原産地で、日本では愛媛や高知など、温かい地方で作られています。

ぽんかんの栄養

風邪予防に効果があるビタミンCが豊富。薄皮の部分には食物繊維が多いので、便秘解消にもおすすめです。

ぽんかんの保存法

日持ちしないので、冷暗所に置いて1週間ほどで食べ切るようにしましょう。温かい場合は、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。

ぽんかんのおすすめレシピ!

実をおいしく食べたら、皮も利用してアレンジ。そのまま食べてもよし、パンなどに混ぜて焼いたり、チョコをかけたり、アイスなどに添えたりしても!

旬の果物は香りも格別です。子どもと一緒に、舌だけでなく目や鼻でも楽しんでみてくださいね。(TEXT:松崎祐子)

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