【ママ&パパのはじめて離乳食vol.6】離乳食っていつから始めればいいの?作り方がわからない。食べてくれない…そんなお悩みを解決すべく、自身でも離乳食ブランドを手がける平澤朋子さんにあれこれ聞いてみました。第6回目は、離乳食をあげているママ・パパ必見。離乳食の食べすぎ・食べなさすぎ問題について教えてもらいました。
試行錯誤しながらはじめた離乳食、何をどうやって作って食べさせたら良いかだけでも悩むのに、赤ちゃんが「なかなか食べてくれない」または、育児本に書いてあるより「食べすぎる」と、ママ・パパはちょっと心配になってしまいますよね。今回のお話は、そんな時にどうしたらいいの?へのヒントになったら嬉しいです。
離乳食セミナーでもよく聞かれる「食べない」・「食べすぎ」問題。育児本通りにいかないと、ついつい心配してしまいます。
うちの娘は「食べすぎる」方で、こんなに食べちゃって大丈夫なのかな?と心配だったので、いろいろ調べてみました。すると、炭水化物は何g、タンパク質は何gといったように目安の量が書かれていて、毎食グラム数を計るなんて私にはできないと思いました(泣)。
そこで気にしたのが成長曲線。赤ちゃんの身長と体重の増加分を確認して、母子手帳の乳幼児身体発育曲線に記入します。そして、正常の範囲内にあれば、食べる量は個人差と考えて良いことにしました。
そもそも、運動量も赤ちゃんによって違えば、母乳やミルクを飲む量もその子によって違うので、1日に食べる量ではなく、1週間のトータル量で考えていいんだということに気づきました。 1週間の様子を確認して、多少なら食べる量が多めでも少なくても、あまり気にしないようにすることにしました。
それからは、もっとリラックスしながら離乳食をあげられるようになり、娘もいつもニコニコしながら離乳食を食べていて、あまりに欲しがる時は「もうおしまいだよね」と言って終わりにして、遊びに興味を移させたりしていました。
赤ちゃんにとって食べやすい柔らかさか、ちゃんともぐもぐできているかのチェックや、「おいしいね」の声がけなど、赤ちゃんの食べる意欲をそそるためにできることはいろいろあります。
食べない場合は、お腹が空いていない可能性があるので、授乳やミルクの量・時間を調整したり、椅子の座らせ方やスプーンの形状などの見直しをしてみると意外とたくさん食べてくれるようになったりもしますよ。
離乳食を食べることは、食べ物を飲み込んだり、もぐもぐしたりする練習くらいの気持ちで、ママ・パパも気負わずに離乳食を食べさせてあげたいですね。
食育アドバイザー。ライター歴23年、ビューティー&ファッションを中心に女性誌やWebマガジン等に執筆。2014年に女児を出産し、自身の経験から「本当に自分の子どもに食べさせたいかどうか」を基準としたこだわりの無添加離乳食「bebemeshi」を企画・開発する会社を2016年に設立。食育アドバイザーの資格を取得し、子どもの「食」の大切さを広める活動も行なっている。旅と食とお酒を愛する一児の母。
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