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フランス・アルザスの伝統料理「タルトフランベ」を知っていますか?最近、ビストロやカフェでも見かけるようになり、専門店もできている様子。ファミレスのメニューにあるのを見て、気になっている人も多いのでは?ピザのようだけどちょっと違う、「タルトフランベ」の魅力に迫ります!
タルトフランベとは、小麦粉を練った生地に具をのせ、オーブンでパリパリに焼き上げたもの。フランスの中でもドイツの国境に近いアルザス地方の郷土料理で、レストランやカフェでよく食べられるメニューです。
シンプルながらも食欲をそそるこの料理。ルーツは、「薪釜でパンを焼く際に釜の温度を測るために作られた」という説や、「残ったパン生地で作ったのが始まり」という説があります。薪釜の炎を利用して焼くので「炎のタルト」と呼ばれたことから、「タルトフランベ」と名づけられたようです。ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」でこの冬メニューとしても登場し、いまじわじわ認知が広がっているようですよ。
見た目はまるでピザですが、トマトソースは塗らず、「フロマージュ・ブラン」という白いチーズを使い、タマネギとベーコンを散らすのがオーソドックスなスタイル。サイズが大きいので「食べきれるかな?」と不安になりますが、薄くて軽い食感なので、意外とペロリといけちゃうのだとか。現地では前菜のように、最初にビールとともに食べて、それからメイン料理に進むのだというから、美食の国の胃袋はやっぱり違いますね。
タルトフランベはパンのように生地をふくらませる必要がないので、時間も手間もかからないのが魅力。クックパッドの投稿の中から、おうちで作りやすいレシピを紹介しますので、ぜひ一度味わってみてください!
タマネギとベーコンでシンプルに味わうもよし。いろいろな具をのせてアレンジしてもよし。本場の気分を楽しむなら、大きく作ってみんなでシェアしながら食べてくださいね。(TEXT:川端浩湖)
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