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コラム

簡単メニューに大活躍!使ったら離れられない「ひとりサイズの耐熱皿」の魅力

【気分が上がる台所 Vol.11】お気に入りのうつわや調理器具、食材、調味料…… 時に億劫にもなる毎日の料理を楽しくしてくれる“モノ”たちが、台所に立つモチベーションを上げてくれることもあります。「料理を全くしない人」だった影山由美子さんが、“キッチンアイテム沼”にハマるに至った数々のエピソードをご紹介。第11回目は、使い勝手抜群な「ひとりサイズの耐熱皿」の話をお届けします。

寒い日には、見た目もアツアツのお料理が嬉しい

こんにちは。

クックパッドで“料理が楽しくなるオンラインマルシェ 『Komerco(コメルコ)』の中の人をしている影山由美子です。

春が待ち遠しい今日この頃ですが、まだまだ続く寒い日々……。この時期、我が家ではひとりサイズの耐熱皿が大活躍しています。

ひとりサイズの耐熱皿は、ひとり分のメイン料理や、ふたり分の副菜をつくるのに丁度よいサイズだったりします。簡単な仕込みだけして、あとは火にかけるだけ、オーブンに入れるだけ、の簡単メニューをつくるのに役立っています。

そこで今回は、形状やテクスチャが違う個性的な耐熱皿と、それらを使った簡単なアツアツ料理をご紹介します。

その1:土鍋ならぬ、土フライパンでおコゲ付き石焼ビビンバ

まずご紹介したいのが、この土鍋ならぬ土フライパン。有田・安楽窯さんの直火用鍋です。

私はよく、ほうれん草や小松菜、豆もやしのナムルを常備菜としてつくります。そのナムルと冷凍ごはんがあれば、ごま油の香りが香ばしい、おコゲ付きの石焼ビビンバが手軽に完成します。

この土フライパンは、石焼きビビンバがちょうどひとり分つくれるサイズです。

鍋肌にごま油を塗り、レンジ温めたごはん(炊きたてごはんはそのままで)、ナムルやキムチなどお好みの具材をのせて火にかけます。パチパチとごはんの焼ける音がしたらできあがりです。

仕上げに卵をのせ、ごまを振れば完成! 卵は黄身だけなら濃厚になりますが、私は全卵のせてかき混ぜながらいただきます。おコゲの食感が楽しく、土フライパンの余熱で卵にやわらかく火が入り、おいしく仕上がります。

こちらの土フライパンは、ひとつ2500円前後と手頃なお値段も魅力。我が家ではひとり分のグラタンやハムエッグ、ふたり分のアヒージョや貝の酒蒸しなんかをつくる時に活躍しています。

その2:グラタン皿があれば、野菜もアツアツにおいしくなります

こちらはFolk Designさんプロデュースの波佐見焼の角グラタン皿。直火やオーブンはもちろん、電子レンジも使えるという便利な耐熱皿です。

私が住む地域では、冬のこの時期、まるまると太った三浦大根がマルシェや道の駅に出回ります。三浦大根はその大きさにも驚くのですが、肉質がきめこまやかで甘みもあり、とってもおいしい。

ふろふき大根におでんなどの煮物も抜群においしいですが、私がおすすめしたいのが大根ステーキ。

グラタン皿に油を塗り、下茹でした大根を並べます。 めんつゆ(ストレートタイプ)をお好みでふりかけ、チーズをのせて250℃に予熱したオーブンに入れて10分ほど、チーズがとろけてくるまで焼きます。

仕上げに鰹節をのせてできあがり。

やわらかい大根に、めんつゆとチーズのあまじょっぱさ、鰹節のうまみが渾然一体となった、アツアツのご馳走です。 グラタン皿を購入する時に、取り分ける想定で大きいサイズにするか、ひとり分のサイズにするか、迷う方が多いようです。人が集まる時は大きいものが便利ですが、日常使いは断然ひとり分がおすすめです。

例えば、アスパラガスやパプリカなどのオーブン焼きも、大根ステーキと同じ要領でおいしく焼けます。ふたり分くらいの副菜だったら、このひとり分サイズのグラタン皿でつくれるので、2つ使って、2種類の野菜のステーキを、同時にオーブンで仕上げることも可能です。

その3:つやつやのテクスチャが珍しい、オーバル耐熱皿

最後にご紹介するのが、京都の里山で作陶されている森の種陶工所さんの耐熱オーバル浅皿。耐熱皿にしては珍しく、ガラス質の釉薬がかけられ、ほんのり緑がかった黒の色味につやつやのテクスチャをしています。

細いオーバル型なので、ナスやアスパラガスなどの長い野菜を入れやすく、野菜をグリルしたい時に役立っています。

耐熱皿にオリーブオイルを塗り、この時期旬まっさかりの白菜をざくざく切って、刻んだベーコンと一緒に盛ります。時間に余裕がある時は、白菜を1日天日干しすると余計な水分が抜けて甘みが増すのでおすすめです。

塩コショウして、オリーブオイルをふりかけ、250℃で予熱したオーブンに入れて15分ほど焼きました。ベーコンの塩気と白菜の甘みがおいしい一皿です。

今回はオリーブオイル、塩コショウでさっぱりと仕上げましたが、クミンやホワジャオなどお好みのスパイスを加えてもおいしいですし、油をバターに変え、ちぎったチーズをのせて焼けばこっくりとした味わいになります。

使い始めたら離れられない、耐熱皿の魅力

火にかけるだけ、オーブンに入れておくだけ、の調理が可能な耐熱皿を使うと、料理がとてもシンプルに楽しめるようになります。シンプルだからこそ、旬の食材をそのまま味わえるので、ぜひ冬野菜のおいしさを耐熱皿で味わって欲しいと思います。

できあがったら食卓にそのまま出せるのも、耐熱皿の魅力。近頃は、形状やテクスチャ、デザインもさまざまなものが増えています。皆さんの食卓に合うひと皿を見つけてくださいね。

影山由美子

夫と犬二匹と葉山ぐらし。何でも形から入るタイプです。 いかに簡単に、見栄えの良い料理を作るかが自身のテーマ。最近、旦那が料理に目覚めた。 うつわ好きすぎて2,000枚以上集め、料理道具好き、調味料大好きなマキシマリスト。 料理が楽しくなるオンラインマルシェ『Komerco(コメルコ) by Cookpad』 中の人です。

【Web】https://komer.co/
【note】Yumico Kageyama
【Instagram】@yumico_kageyama

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