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から揚げを盛りつけてもOK!おせち料理の定番「お重」を使いこなす方法

【コメルコバナシ】調味料、食材、料理道具、うつわやカトラリーなどの“料理が楽しくなるモノ”が買えるオンラインマルシェ『Komerco(コメルコ)』編集部に、お重の選び方と使い方を教えてもらいました。1つあれば、お正月以外にも普段の食卓やホームパーティなど使い道は様々で便利なアイテムです。

お重に詰めれば、いつもの食事が華やかに

こんにちは! Komerco編集部です。

お重というと、おせちで使うイメージが強いかもしれませんが、お正月だけでなく運動会やお花見、大人数での食事などでも重宝する便利アイテムです。しかし、持っていない方からすると「詰め方が難しそう」「どんなものを選べば良いのか分からない」と思うかもしれません。

そこで今回は、和食器の中でもハードルが高いと思われているお重の選び方や綺麗に詰めるコツなどをご紹介していきます。

お重の選び方

お重には、昔ながらの漆塗りの重厚なものからプラスチック製の手軽なものまでいろいろなタイプがあります。かさばるものですし、お値段が張るものも多いので、どういったお重を選べばいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

自分にあったものを選ぶには、サイズや材質、形がポイントとなるので、詳しくみていきましょう。

サイズから選ぶ

サイズは、段数と大きさの2つをチェックしてください。

段数は3段がおすすめ

段数は3段が一般的ですが、多すぎるように感じる人もいらっしゃるでしょう。しかし、3段あれば不要なときは2段に減らせますし、量が多いときにも入りきらずに困ることもありません。

お重のサイズは寸で決める

お重の大きさは寸で表記されており、1寸は約3cmとなっています。おせちなどで使われる一般的なサイズは6.5寸(19.5cm)なので、これを選んでおけば間違いありません。

ただし、家族の人数や使用用途によっては大きすぎることもあるので、ある程度の容量が確保できる5寸(15cm)がおすすめです。

【大きさに適した人数からみるお重のサイズ】

・5寸/15cm……2人(行楽や運動会用)
・6寸/18cm……3~4人
・6.5寸/19.5cm……3~5人(お重のスタンダードサイズ)
・7寸/21cm……4~6人
・8寸/24cm……5~7人(大人数用)

大きさに迷った場合は、上記の表をチェックして決めてください。

材質から選ぶ

お重の材質は、漆器・磁器(陶器)・天然白木・プラスチックの4種類が主流です。もっともスタンダードな材質は漆器で、どんな料理でも見栄えがよくなります。

ただし、材質によって扱いやすさが異なるので、それぞれの特徴をチェックして、自分が使いやすいものをチョイスしましょう。

材質別の扱いやすさ

■漆器
お手入れ……◯
運びやすさ……◯
高級感……◎

■磁器(陶器)
お手入れ……◎
運びやすさ……△
高級感……◎

■天然白木
お手入れ……△
運びやすさ……◎
高級感……◯

■プラスチック
お手入れ……◎
運びやすさ……◎
高級感……△

形から選ぶ

お重の形は四角がスタンダードですが、最近は円形や楕円形、五角形、中にはお花の形などバリエーションが増えています。

使いやすさでいうと、詰めやすく包みやすい四角がベストですが、おかずは丸い形が多いため円形や楕円形も人気を集めています。五角形やお花などのイレギュラーな形は詰めにくいので、詰め方のスキルがない人はスタンダードな形、詰めるのが上手な人はイレギュラーな形を選ぶといいでしょう。

お重とお弁当箱の違いとは?

お重もお弁当箱も食べ物を詰め、いろいろな材質やサイズ、形があるなど多くの共通点があります。お重の段には「福を重ねる」という意味が込められているので、基本的に「晴れの日」に使います。

また、お重は家の中で食べるときに使う点も、お弁当箱との違いです。お正月やひな祭り、端午の節句などは家でごちそうを食べるのが一般的で、事前にお重に詰めておくのが昔ながらの習慣となっています。

さらに、お祝いごとで家族が集まったときに、みんなで一つのものを食べられるのも、お重ならではの楽しみ方です。お弁当箱は一人一つというのが定番ですから、食べる楽しみを共有できるのもお重とお弁当箱の違いといえるでしょう。

お重に料理を綺麗に詰めるコツ

お重は普段使いするものではないので、どうやったら綺麗に詰められるのか分からないという方も多いかもしれません。

綺麗に詰めるには4つのコツがあります。これらのコツを掴んでしまえば、お弁当のおかずを詰めるよりも簡単なので、ぜひ覚えておきましょう。

(1)縦か横の列になるように並べ、中央にメイン料理を置いて放射状に広がる形など、最初に配置を決めます

(2)色が似ている料理は離して、色を分散させましょう

(3)料理は立てる、もしくは高くなるように盛って立体感を出します

(4)持ち歩くときに崩れないように隙間を作らないように注意しましょう

料理を詰め終えたら、飾り葉やすだち、レモンの輪切りなどを上にのせると、上品かつ華やかな仕上がりになります。

お正月以外にも使いたい

お重は、節分やひな祭りなどのお祝い事にももちろん最適。手まり寿司やから揚げなど定番おかずもこのとおり。

パテやリエットなどのシャルキュトリーをお重に盛りつけて、冷えたお酒とともにおしゃれなおうち飲み。うつわ感覚で、普段の食卓で気軽に使ってみると新たな発見があります。

お気に入りのお重を見つけて使いこなそう!

お重というと使い方が難しい、お正月にしか使わないので不要と思っている方もいるようですが、最近のお重はとてもおしゃれで普段の食卓やホームパーティなどでも使いやすい優秀なキッチンアイテムです。

また、大勢で食事をする際に使えば洗い物も減らせます。使い方は自分のアイデア次第で無限大なので、お気に入りのお重を一つ持っておけば大活躍してくれるでしょう。

Komerco(コメルコ)

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