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インタビュー

子どもが“料理の楽しみ”に目覚めるきっかけにも!大人気絵本作家・柴田ケイコさんが「食べ物を主役」に描くワケ

数々の賞を受賞している話題の絵本『パンどろぼう』(KADOKAWA)の作者・柴田ケイコさん。出版されている絵本はパンやおにぎりがテーマになった、おいしそうな絵本がいっぱいです。クックパッドの食育サービス『おりょうりえほん』が提供する絵本「クイズどっちがおいしいでショウ」でも、柴田さんが描く可愛いキャラクターや食べ物が登場し、人気を集めています。今回は絵本作家の柴田さんに、絵本を描くことになったきっかけや、食べ物を描く理由について、お話を聞きました。

――柴田さんが絵本を描くようになったきっかけを教えて下さい。

息子が産まれ絵本と関わることが多くなった頃、息子が弱視と分かりました。その時に眼鏡をすることを嫌がったので、同じ境遇の子どもや親御さんに向けて「めがねの絵本」を作りたかったのがきっかけです。

――お子さんがきっかけで絵本を作られるようになったんですね! 今、柴田さんが出版されている絵本は「おいしそうなしろくま」や「パンどろぼう」など、食べ物が登場する作品が多く見られますが、何か理由はあるのでしょうか?

おいしいものを食べることが大好きなことと、日常の中で料理が欠かせないのでアイデアが自然と食べ物になってしまいました!

――柴田さんの描かれた「クイズどっちがおいしいでショウ」はおいしい食材の見分け方をクイズ形式で紹介するストーリーで、登場するキャラクターもとっても個性的! 大人も楽しめる内容になっています。

いつも料理をしているときに野菜や魚など常に見ているのに、お恥ずかしながらどんな食材がおいしいかなんて、詳しくは知りませんでした。この絵本を描きながら、自分自身とても勉強になりました。

お気に入りのキャラクターは、のほほんとしているクマです。

――『おりょうりえほん』には、どのような印象を持ちましたか?

料理をするのは「親」というイメージが強い中、子どもに「料理をしてみよう!」と呼びかける内容がとてもいいと思いました。料理は「難しそう」「面倒そう」と思っている子どもにも、実は料理はそれほど難しいことではなくて、自分で作って食べると本当においしい!と知って欲しいですね。

――お子さんは、「クイズどっちがおいしいでショウ」を読まれましたか?

残念な事に子どもは中学校と高校生の男子で、もう絵本は読まないんです。ただ、小さい頃は餃子をよく一緒に包んだり、ホットケーキを焼いたり、クッキーの型抜きをしたなぁと昔を思い出しました。

「クイズどっちがおいしいでショウ」で特に役立っているのは、ブロッコリーの目利きです。ブロッコリーが好きでよく買うのですが、芯の部分を確認するようになりました(笑)

――最後に、柴田さんが絵本を作るときに大事にしていることを教えてください!

読んで何年かした後でも 何か心に残る作品になればいいなと思って描いています。 私の名前が出てこなくても絵本のタイトルがでたり、例えばあのページのあのシーンとか……印象的な絵本はずっと語り継がれていくものだと思っているので、そういう絵本を作っていければいいなと思っています。

今、絵本の世界は幅広く、何を読んであげたらいいのか、どのような内容の絵本がいいのか、悩んでいる親御さんも多いかと思います。悩まれたときには、まず親御さんが「いいな、この絵本!」と思えるものを読んであげて欲しいです。わからなければ図書館の人や書店の人に聞いてみるのもオススメです。

ぜひ、親子で絵本を読む時間を一緒に楽しんでくださいね。

画像提供:Adobe Stock

柴田ケイコさん

高知県在住のイラストレーター、絵本作家。『パンどろぼう』(KADOKAWA)が第11回リブロ絵本大賞、第1回TSUTAYAえほん大賞、第13回MOE絵本屋さん大賞2020第2位となる。他に「しろくま」シリーズ(PHP研究所)、クックパッド監修の食育絵本・おりょうりえほん『クイズ!どっちがおいしいでショウ』など。

『おりょうりえほん』について

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絵本「クイズどっちがおいしいでショウ」

おいしい食材の見分け方をクイズ形式で紹介するストーリー。柴田さんが描く可愛いキャラクターや食べ物が登場し、大人も楽しめる内容になっています。

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