つい手が伸びて、食べだすと止まらないしょっぱい系...。お酒にも合うので気づくとついつい食べすぎた!なんてことよくありますよね。塩分を摂りすぎるとどんな影響があるのか?摂りすぎないためのポイントを紹介します。
塩分は、“むくみ”とも深い関係があります。人間の体は、体内のナトリウム濃度を一定に保とうとするため、体内のナトリウム濃度が高くなると、それを薄めようとして、水分を体内に蓄えようとします。これが“むくみ”です。
もともと日本人は、世界的にみても塩分の摂取量が多く、もっと減塩に取り組む必要があるといわれています。食塩摂取量の目標は、成人女性で1日7g未満、男性で1日8g未満。7gは、食塩なら小さじ1杯強、しょうゆなら大さじ2杯半強です。
いかがでしょう。1日の塩分、小さじ1杯程度にできていますか?
極端な塩抜きではなく目標値まで減塩することで、健康やむくみの解消に役立つという効果があるのです。
カリウムは体内の塩分を排泄する働きがあります。野菜や海藻、芋類、果物に多く含まれています。また“本当においしい食材は調味料要らず”といわれます。味が濃い旬のものや、新鮮な食材を選びましょう。
ラーメンのスープを半分残すだけでも塩分を2~3gカットできます。また、お味噌汁を具だくさんにすると、それだけ汁の量を減らすことができます。
塩分を食材に染みこませるよりも、表面に付ける方が味を強く感じます。
かんきつ類やハーブ、スパイス、香味野菜でアクセントをつけると、少しの塩でもおいしく感じます。
◎マッサージでほぐす ◎お風呂でよく体をあたためる ◎一定の姿勢をとらないでこまめに体を動かす ◎顔のむくみには冷水・温水で交互に顔を洗うなど血行を改善する ◎運動をして筋肉、基礎代謝を上げる
減塩と組み合わせて、むくみのないすっきりした体を手に入れたいものですね。
管理栄養士。その他健康運動指導士、NR・サプリメントアドバイザー、アスリートフードマイスター、製菓衛生師などの資格を持つ。管理栄養士として、レシピ開発やカウンセリング、食育活動、現在は主に保健指導で、働き盛りの方々の健康づくりに携わっている。
「正しく食べてやせる」をテーマにした、管理栄養士の個別指導によるダイエットプログラムです。全室個室のカウンセリングルーム「クックパッド ダイエットラボ 銀座店」では、管理栄養士による個別カウンセリングを実施しています。
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