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コラム

昔と今では考え方がちがう!?あげるか悩む「子どもとジュース」の関係性

【ママ&パパのはじめて離乳食vol.13】離乳食っていつから始めればいいの?作り方がわからない。食べてくれない…そんなお悩みを解決すべく、自身でも離乳食ブランドを手がける平澤朋子さんに、あれこれ聞いてみました。第13回目は「果汁・ジュース」について。果汁や100%フルーツジュースなら、なんとなく離乳期の赤ちゃんに飲ませても大丈夫かなと思ってしまうのですが、実はNGなんです。今回は、知っててよかった『子どもと飲み物』についてお話しさせていただきます。

果汁を薄めて飲ませることは推奨されてない

娘が0歳の頃、私の母から「果汁を薄めて飲ませてあげれば?」と言われたことがあります。 ひと昔前までは、赤ちゃんに果汁を飲ませることが推奨されていましたが、2008年4月以降の母子健康手帳からは「薄めた果汁やスープを飲ませていますか」という質問が削除されています。逆に、「生後1歳未満には果汁やフルーツジュースを与えないように」とアドバイスするようになっています。

バランスよく食べ物・飲み物をあげることの大切さ

果汁やジュースをあげない方がいいとされているのには、いくつか理由や根拠があります。そのうちの1つが、「3歳までに味覚がほぼ決まる」という理由のためです。甘いジュースを離乳期に飲んでいると、幼児になってからも甘いものが好きになり、小児肥満のリスクを高めるそうです。

だからといって、離乳期に果物を食べていないと、その後も果物をあまり食べないようになってしまう恐れもあります。そのため、離乳期には果汁やフルーツジュースを飲ませるよりも、「離乳食」として与えてあげることがベスト。果物もバランス良く食べるようにすることが大切で、量を決めて、食事の最後に与えてあげることで食べ過ぎを防げます。

理由の2つ目が、栄養面にも影響が出てしまうためです。果汁やフルーツジュースを飲むと、母乳やミルクを飲む量が減ってしまうため、エネルギーや鉄、亜鉛といった赤ちゃんに必要な栄養が不足してしまうことに。結果、体重増加不良の原因となってしまい成長の妨げになってしまいます。

離乳食を卒業したらジュースは解禁?

では、離乳食を卒業したら果汁やジュースを与えても良いのでしょうか? 子どもが飲みたがるからつい飲ませてもいいかな、と思ってしまいがちかもしれませんが、歯が生え揃いはじめている子どもには、虫歯のリスクが潜んでいます。

きちんと歯磨きをしたり、フッ素を塗ったりすることで虫歯予防の対策はできますが、我が家ではジュースは常備せず、麦茶や牛乳、ライスミルクなどをなるべく飲ませるようにしています。外食の時やお友達と一緒の時は、コップ1杯までならジュースはOKとしています。特別感もあっておいしさもひとしお(のはず)!

栄養不足や肥満、虫歯のリスクを考えると、飲み物もきちんと愛情を持ってコントロールすることが大事かなと思います。

画像提供:Adobe Stock

平澤朋子

食育アドバイザー。ライター歴23年、ビューティー&ファッションを中心に女性誌やWebマガジン等に執筆。2014年に女児を出産し、自身の経験から「本当に自分の子どもに食べさせたいかどうか」を基準としたこだわりの無添加離乳食「bebemeshi」を企画・開発する会社を2016年に設立。食育アドバイザーの資格を取得し、子どもの「食」の大切さを広める活動も行なっている。旅と食とお酒を愛する一児の母。