日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
トマト鍋、カレー鍋、チーズ鍋、プチ贅沢鍋…など、毎年冬が到来する度に、新たな鍋ブームが巻き起こっています。そんな中、今年注目されているのが「西京なべ」。どちらかと言えば「変わり種」のここ数年の鍋に比べ、とても日本的で心も体もほっと暖かくなるようなお鍋です。
昨年末、ユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録されたのは記憶に新しいことです。世界中でこれまで以上に和食に注目が集まるであろう今年、ネクストトレンド候補の1つとして期待されているのが「西京なべ」です。
「西京なべ」とは、京都の西京味噌を使った鍋のこと。鰹と昆布の合わせダシに西京味噌を溶いたスープに豚バラ肉やニンジン、キャベツ、ジャガイモ、セリなどを加えて煮込むシンプルなお鍋が、京都の一般的な家庭では昔から親しまれていたといいます。そんな「西京なべ」をメニューに取り入れたお店が、京都のみならず東京でも増えつつあるらしいのです。
西京味噌は、京都発祥の白味噌のこと。明治維新で都が京都から江戸へ移り「東京」、それに伴い京都を「西京」と呼んだことから、京都の白味噌を「西京味噌」もしくは「西京白味噌」と呼ぶようになったそうです。
見た目は白く、味は甘味とコクが強く、塩分が少ないのが西京味噌の特徴。京都では、正月のお雑煮、お味噌汁や和え物、煮物、焼き魚(西京焼き)など、日ごろからさまざまな料理に使われているとか。ちなみに、本稿を執筆するライターの家でも正月は白味噌仕立てのお雑煮が定番。煮込むほどに甘味と旨味が増す西京味噌ベースのスープを思えば、鍋料理にもぴったり合うことが頷けます。
クックパッドにも西京味噌(白味噌)を使って、お鍋を作っている方がたくさんいましたよ。特に気になった3つのレシピをご紹介します。
西京味噌をメインに使った鍋から他のダシと組み合わせた鍋まで、そのポテンシャルの高さを感じられるものだったではないでしょうか?今年の冬は、平年並みもしくはそれ以上に寒いとも言われています。是非、「西京なべ」を食べて、ポカポカと暖かい冬をお過ごしください!!(TEXT:中本タカシ/ライツ)
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