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コラム

プロ直伝のおいしい茹で方も紹介!「ブロッコリー」を味わい尽くすフルコース全5品

【ドキュメンタリーレストラン ゼロ vol.12】出張料理人・ソウダルアさんが、日本中で日々失われていく食材をメインに据えた料理を考案し、そのレシピをお届けします。連載第12回目のテーマは、「ブロッコリー」。

緊急クエスト ブロッコリーを救え!

SNSを眺めていると“ブロッコリー暴落”というニュースが。聞けば、急な気温の上昇で収穫せざる得なかったブロッコリーの値段が下がってしまっているとのことで、近くの八百屋にいってみると見たことのない値段で売られていました。

これは、ドキュメンタリーレストラン ゼロの出番と考え、芯までおいしく、たっぷりといただけるレシピを考えました。

step1 ブロッコリーをおいしく茹でよう

1.まず、部位を分けます
2.ブロッコリーの芯を切り落とし、厚めの銀杏切りにします
3.花の部分を縦半分に切り、さらに芯を切り分けていきます
4.花の部分は食べやすいサイズにカットします
5.そして、芯が浸るくらいの水に1.5%の塩を入れ、弱火にかけます
6.沸騰してきたら、花の部分を入れ、強火にして蓋をして、3分蒸すように火入れして、茹で上がったブロッコリーを冷水で冷やし、水分を拭けば、色鮮やか且つ、食感もほどよい茹でブロッコリーの完成です

step2 ブロッコリーのソースをつくる

<材料>

茹でブロッコリー 500g
豆乳 250cc
(牛乳やアーモンドミルクでも可)
塩 小さじ2
オリーブオイル 大さじ2

<つくり方>

1. 鍋にブロッコリー、豆乳、塩、オリーブオイルを入れ、蓋をして弱火にかける
2. 端が沸いてきたら、木べらなどで固さを確認しながら均等に火が通るように混ぜる。5分ほど温め、ミキサーにかければ完成

step3 ブロッコリーソースでいろいろつくろう

ブロッコリーのポタージュ

<材料>

ブロッコリーソース 150cc
豆乳 150cc
(牛乳やアーモンドミルクでも可)
塩 小さじ1
バター 小さじ1
オリーブオイル お好みで

<つくり方>

1. オリーブオイル以外のすべての材料を鍋に入れ、焦げないようにゆっくり火入れし、あたたまれば完成
2. お好みで仕上げにオリーブオイルを

ブロッコリーポテサラ

<材料>

お好みのポテトサラダ
ブロッコリーソース 適宜
お好みのゆで卵 1個

<つくり方>

1. ポテトサラダ2に対して、1のブロッコリーソースを入れ、ざっくりと混ぜる 
2. ゆで卵をのせ、混ぜ合わせながら、お召し上がりください

桜鯛とブロッコリーのタルタル仕立て

<材料>

鯛の刺身 1パック
(5,6切れのもの)
ブロッコリーソース 大さじ3
ミックスナッツ 大さじ2
オリーブオイル 小さじ1
薄口醤油 小さじ1

<つくり方>

1. 鯛の刺身のパックのツマや紫蘇を食べやすく刻み、オリーブオイルで和える
2. ミックスナッツも食べやすく叩いておく
3. 鯛の刺身を小さめに切り、添えてあったワサビ、ブロッコリーソース、薄口醤油を和える
4. お皿に鯛、ツマ、ナッツの順に盛り付ければ完成

春のオムレツ

<材料>

卵 3個
ブロッコリーソース 大さじ2
グリーンリーフミックス 1袋
プチトマト 適宜
オリーブオイル 大さじ2

<つくり方>

1. 卵とブロッコリーソースを混ぜ合わせる
2. プチトマトを好みのサイズにカットする
3. フライパンにオリーブオイルを入れ、強火にかける
4. オイルがしっかりと温まったら、卵液を入れ、ゴムベラで勢いよく混ぜる、火から外して余熱であたため、グリーンリーフ、プチトマトをあしらえば完成

サーモンとブロッコリーのフェットチーネ

<材料>

スモークサーモン 5,6切れ
(刺身用サーモンでも可)
ブロッコリーソース 大さじ3
EXVオリーブオイル 小さじ1
フェットチーネ 100g
水 2リットル
塩 小さじ3

<つくり方>

1. 水に塩を加えて火にかけ、沸騰したらフェットチーネを茹でる
2. 茹で上がったら、茹で汁を50ccほど残して、お湯を切り、パスタを鍋に戻す
3. ブロッコリーソースを入れて、パスタと混ぜ合わせる
4. パスタにきれいに絡んだら、スモークサーモンをのせ、EXVオリーブオイルをかければ完成

今回は大量にブロッコリーが余っているということで、たっぷりと食べられる構成にいたしました。茹でブロッコリーもソースも冷凍しておけば、日持ちもするので、多めに仕込んで、いろんな形で召し上がってもらえると嬉しいです。

この春にはぜひ、あなたのおうちでブロッコリーのフルコースをいただけるドキュメンタリーレストラン ゼロが開かれることを愉しみにしております。

ソウダルア(出張料理人/イートディレクター)

大阪生まれ。5歳の頃からの趣味である料理と寄り道がそのまま仕事に。“美味しいに国境なし”を掲げ、日本中でそこにある食材のみを扱い、これからの伝統食を主題に海抜と緯度を合わせることで古今東西が交差する料理をつくる。現在は和紙を大きな皿に見立てたフードパフォーマンスを携え、新たな食事のあり方を提案中。


【フードパフォーマンス映像】
https://vimeo.com/275505848

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