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1月7日放映のNHK「あさイチ」で紹介されるやいなや、クックパッドでも検索回数がみるみる上昇した「ぬか漬け」。NHKの調査では、自分でぬか漬けを漬けている人はわずか1割という結果も出ています。その理由はなぜなのでしょうか?
1月7日のNHK「あさイチ」のテーマは「ぬか漬け」。同じくNHKの人気朝ドラ「ごちそうさん」でも、毎日のように登場して視聴者から美味しそうと絶賛されている「ぬか漬け」には、老若男女問わずファンもいっぱい。
実はこの「ぬか漬け」は食物性の乳酸菌がたっぷり入った健康食品。肥満・糖尿病などのリスク軽減、風邪予防などにも役立つのだとか。
でも、実際に自分で漬けている人はほとんどいないとの調査結果も。面倒そう、酸っぱくなってしまうとの理由で敬遠されがちな「ぬか漬け」ですが、ちょっとしたことでそれらの悩みは簡単に解消できてしまうそうです。
「あさイチ」で紹介されていた、とっておきのテクニックをまとめてご紹介しましょう。
「ぬか漬け」作りで面倒に感じるのは、やはりぬか床のお手入れ。毎日かき混ぜなきゃダメなど、忙しい毎日を過ごしていると負担に感じることも多いはず。でも、以下にお伝えするぬか床なら、面倒な手間はいりません。簡単においしい「ぬか漬け」ができるので、ぜひお試しを。
ポイント①密閉袋を使う
ひと昔前のぬか床といえば、大きな壺に入っていて扱いにくそうなイメージ。でも、密封袋を使えば、すぐにかき混ぜられて、手も汚さずに済むので、お手入れを忘れてぬか床をダメにしてしまうという危険が減ります。
ポイント②冷蔵庫で保管
ぬか床がダメになってしまうのは、雑菌が繁殖してしまうから。でも、冷蔵庫で保管すれば低温に保てるので、雑菌の繁殖を防げます。
ポイント③皮をむいた野菜で作る
ぬか床に入れた野菜。なかなか味が染みなくて困ったという経験はありませんか? 野菜の皮は硬いため、ぬか漬けの特徴である乳酸菌が細胞まで届きにくいんだそうです。
そこでおすすめのテクニックは、皮をむいた野菜を漬けること。そうすることで乳酸菌が細胞に入り込みやすくなり、美味しいぬか漬けに。
※野菜の皮が好きな人は、皮は剥かずに、切って入れたり、切り込みを入れておくだけでも同様の効果が得られるそうですよ。
ポイント④はじめて作るぬか床には葉物野菜
作ったばかりのぬか床にはまだ乳殺菌がいないため、乳酸菌を増やしていく必要が。キャベツなどの葉物野菜を4~5日漬けては出してというサイクルを2~3回続けることで、乳酸菌が増えて美味しいぬか床が完成するそうです。
※ポイント④が面倒な人は、市販の乳酸菌入りのぬか床を買って使えばここは飛ばして大丈夫!
ぬか床は持っているけれど、酸っぱくなってしまう、異臭を発しているなどというお悩みを持っている人にも、嬉しいアドバイスが。
まず酸っぱくなってしまうのは、乳酸菌が増えすぎているのが原因。そんなときは煮沸消毒をして薄皮を剥いだ卵の殻をぬか床に入れて2日ぐらい置いておくといいそうです。逆に酸っぱさがたりないときは、ビールやパン粉をプラスするといいなんてアイディアも。
最後にぬか床から発するシンナー臭のような不快なにおい。これを解消するテクニックも、至ってシンプルです。それは下から上へとかき混ぜること。異臭を放っているのは、実は上と下にあるふたつの菌の仕業。それを下から上へとかき混ぜて、菌の位置を変えることで菌の働きを封じ込めることが可能に。結果、異臭が消えて美味しいぬか漬けがまた作れるようになるんだそう。
これなら自分でも簡単に美味しい「ぬか漬け」が作れそうな気がしませんか?きゅうり、大根、カブなど定番の野菜はもちろん、ちょっとかわった物も漬けたら楽しそう。ということで、最後にアッと驚く意外な「ぬか漬け」レシピをご紹介したいと思います。
いかがでしたか?風邪予防にもなる「ぬか漬け」。毎日食べて、寒い冬を元気に乗り切りたいですね。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)
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