友人の結婚式に招待された時、思いっきりおしゃれをして行きたいけれど、NGな服装はあるのかしら?と考えてしまうあなた。恥をかかないように、また当日堂々と振舞えるように、これだけはしっかりとマスターしておきましょう。
花嫁は結婚式に白い衣裳を着用するのが、一般的です。 白は、花嫁の純真無垢な気持ちを表す色と言われていますから、白を着用するのは、花嫁の特権なのです。そのため、ゲストが着用するのはNGです。 花嫁は、洋装であれば白いウェディングドレス、和装なら白無垢を着用しますが、 白いウェディングドレスが世の中に広まったのは、1840年、イギリスのヴィクトリア女王がご成婚の際に当時は稀であった白のドレスを着用したのがきっかけと言われています。また、日本においては、白無垢が花嫁衣裳として用いられるようになったのは室町時代からです。 ちなみに、花嫁のお色直しには相手の色に染まりますようにとの願いが込められています。ですから、花婿が着替える場合は正式にはお色直しではなく召し替えと言います。
ハリウッド女優のように、胸元や背中が大きくあいたイブニングドレスはセクシーで素敵ですが、結婚式には、ショールやボレロを着るのがマナーです。最近は、冬になるとファー素材のものを多く見かけますが、殺生を連想させるため、本来は避けたほうが良いとされています。 冬でも室内は暖かいので、オーガンジーやシフォンなどのショールやボレロを着ることをおすすめします。
ドレスは何度も試着をしてしっかり選ぶのに、意外と気を抜いてしまうのが足元です。 髪型から足元まできっちりと整えてこそ、お呼ばれにふさわしい装いが完成します。 結婚式では、基本的につま先やかかとを露出するタイプのサンダルやミュール、オープントゥはNGです。またブーツはフォーマルな場にはふさわしくありません。 つま先の隠れるパンプスで、ヒールのある靴が正式とされています。
駿台トラベル&ホテル専門学校ブライダル学科長として、ブライダル関連、接遇マナーの授業を担当。著書に『敬語「そのまま使える」ハンドブック』、『そのマナー、どっちが正解?』(三笠書房)などがある。現役婚礼司会者としても活動中。
駿台グループの教育精神「愛情教育」をベースに、観光業界に必要なマインド&スキルを備えた人材を育成。就職のためではなくワンランク上の、就職してからも役立つ力をつける。それがスンダイの目標です。教員は業界の第一線で活躍中のエキスパート。仕事現場の視点からの授業は迫力が十分。基礎力から専門知識・専門技術まで「本物の実力」を身に付けられるスンダイ独自の授業です。 駿台トラベル&ホテル専門学校HPはこちら