節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。電気代の高騰や、節電要請など電力に関する嬉しくないニュースが続き、どうしたらいいのか悩んでいませんか?まずは、自分ができることから節電をして、夏を快適に過ごす方法を見つけましょう。
電気代の値上げが続いています。またこの夏は節電要請が出ており、今まで以上に節電を意識した生活を送る必要があるでしょう。ご存じの方も多いと思いますが、節電を頑張るともらえるポイント制度なども実施される予定です。
夏の電力のピークタイム"午後2時ごろ"に計画停電などが起こったら、大変なことになりますので、一人ひとりが節電意識を高めてみんなで限られた電力をシェアする気持ちで、乗り切りたいものです。とは言え、我慢は禁物。我慢をして熱中症や、体調を崩してしまっては本末転倒です。上手に節電をしながら、涼をとるコツなどを紹介します。
湿度が高くなる日本の夏は、温度だけではなく湿度にも気を配りたいところです。ダイキンが行った調査によると、室内温度が28℃でも湿度を60%程度にコントロールすることで快適性が向上し、熱中症対策にもなるとされています。夏場の除湿には除湿器よりも、冷房運転が効果的。冷房運転すると同時に除湿が行われるからです。弱冷房除湿よりも、冷房運転の方が除湿量が多いので、夏場は冷房運転を選択するとよいでしょう。
日没後にベランダや庭、屋上などに打ち水をすると、気化熱の働きで周囲の温度を下げることができます。お風呂の残り湯を活用することで、水道代の節約にもなります。
薬局などで売られているハッカ油を使って、清涼感を出しましょう。スプレーボトルに水とハッカ油を数滴入れて、マスクにひと吹きすると涼しく感じることができます。また、お風呂に数滴ハッカ油を入れてから入浴すると、入浴後も涼しさを感じることができます。苦手でなければ、化粧水に少しハッカ油を足して使うと気持ちがいいですよ。
リネン素材の服は風通しがよく、クールビズにもおすすめの素材です。また、水で濡らして首に巻くと涼しさを感じる冷感タオルを使うのもいいですね。保冷剤をタオルに包んで脇の下に挟むだけでも、体内の熱を冷ます効果が期待できるでしょう。
エアコンの室外機まわりに荷物を置かないようにしましょう。また、室外機に直射日光が当たると、冷房効率を下げてしまうため、室外機に日陰を作る工夫も大切です。遮熱パネルなども売られているので、取り付けてみてはいかがでしょうか。ただし、室外機に打ち水などで直接水をかけるのは故障の原因にもなるので避けましょう。
工夫次第で、エアコンの設定温度を高くしても快適に過ごすことができます。また、夏は水分補給も大切です。目覚めに、お風呂上りに、寝る前にと意識してコップ一杯のお水を飲むようにしましょう。
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旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
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