お祝いごとにはご祝儀を包んでいくように、お葬式にはお香典を包んで持っていきますよね。ところで、いくら包めばいいの?失礼にあたらない金額は?等々わからないことも多いと思います。今回はお香典についてご紹介していきましょう。
お香典はかつては「食料香奠(しょくりょうこうでん)」と言われ、お米や作物を持ち寄りました。急なことで大変だろうからと、村同士の方々での相互扶助の考えです。金銭でのお香典は明治に入り都市部から広まり、地方部では大正から昭和初期にかけて始まったと言われております。現在でもお香典には故人へのご供養にお使いくださいと言う意味が込められております。
お香典に包む金額は血縁関係や故人ならびにご遺族とのお付き合いの度合いによって変わってきます。故人様とお付き合いがなくともそのご遺族とお付き合いがあるのであればお香典は包むようにしましょう。
とはいっても、お香典の金額って難しいですよね。 一般的には血縁関係が濃いほど高額となり、両親へは5万円~10万円、兄弟へは3万円~5万円、親戚関係へは1万円、友人、会社の同僚や上司、近隣の方へは5千円くらいが全国平均と言われております。
お香典は喪主以外の立場での参列であれば用意するのが正式です。たとえ、両親であっても生計を立てている(自立している)子供であれば用意します。 ここでは、一応の目安としてご紹介をしました。しかしながら、お香典には家族での考えや地域性もありますので、周囲と相談の上、お香典を包むようにして下さい。
新潟県生まれ。1級葬祭ディレクター(厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度)。大学在学中からマスコミ関係で働くも、火葬場を見学したことを機に20代後半に葬祭業界へ転職。以後、「葬儀は人と人との信頼が商品である」を信条とし、将来の人材育成に力を注いでいる。
駿台グループの教育精神「愛情教育」をベースに、観光業界に必要なマインド&スキルを備えた人材を育成。就職のためではなくワンランク上の、就職してからも役立つ力をつける。それがスンダイの目標です。教員は業界の第一線で活躍中のエキスパート。仕事現場の視点からの授業は迫力が十分。基礎力から専門知識・専門技術まで「本物の実力」を身に付けられるスンダイ独自の授業です。 駿台トラベル&ホテル専門学校HPはこちら