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クックパッドのレシピと同じように料理をしているはずが、豚肉の仕上がりに納得できない!煮たり焼いたりしたとき、豚肉がかたい。そんな豚肉料理の原因は、もしかしたら使う部位のせいかもしれません。
豚肉は、大きく分けて7つの部位に分けられます。名付けて、「ポーク7」!
豚肉はどの部位もさまざまな料理に使うことができますが、赤身の状態や脂肪の入り方によって、肉質やかたさに違いがあります。 料理にあわせて豚肉を使いこなすためには、それぞれの部位の特徴をマスターすること!それだけで、さらに豚肉料理のおいしさを引き出すことができますよ。
それでは、7つの部位である「ポーク7」の特徴と代表的なレシピをご紹介します。
よく運動する筋肉のため、かたの肉質は他の部位に比べて少しかため。 薄切りは焼肉や炒めものに。角切りはシチューや煮込み料理にすると、やわらかくなります。
赤身の中に脂肪が網目のようにあるので、きめ細かく、濃厚な味わい。とんかつや生姜焼き、またカレーや煮豚にピッタリ!
ヒレに並ぶ上質な肉にふさわしく、肉質はきめ細やか。脂肪もありやわらかいので、ポークソテーやとんかつ、煮物や鍋物にも◎。
1頭からわずか2本しかとれない貴重な肉のため、豚肉で最も上質な肉。 肉質はやわかかく、きめ細やか。カツやソテーで、堪能できます。
脂質が少ない赤身の肉ですが、肉質はやわらか。カツ、酢豚、煮込み料理で、肉そのもののおいしさを味わいましょう♪
ももの外側にありよく動いた部分の肉のため、肉質はきめが粗くて、筋も多く、肉も固い。味はよいので、煮込みやローストポークで肉を味わうのが◎。薄切りは、炒めものに。
赤身と脂身が交互に層になっているため、別名、三枚肉とも! 骨つき肉は、スペアリブ。煮込むと味がでるので、煮物やシチューに。薄切り肉は、豚汁や炒めものに使いましょう。
このほかにも、豚肉には沖縄料理に欠かせないミミやトンソクなどもあります。 もちろん、いくつかの部位をミックスした「ひき肉」もアリ! 料理に応じて7つの部位を使い分けて、ぜひポークの達人を目指してみませんか? (TEXT:富田チヤコ)
参考資料:「新食品成分表」(東京法令出版株式会社)、公益財団法人日本食肉消費総合センター
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